On Air
2017年、
1963〜 1965年にBBCで放映されたストーンズのパフォーマンスをまとめたものがリリースされた。
アルバム『Blue & Lonesome』の次としては、
なかなか良い企画だと思う。
何しろ、
初期のストーンズがカヴァーを沢山演っているんだからね。
内容は、
こんな感じ。
スタンダード・ヴァージョンは12トラックが収録されていて、
デラックス・エディションは更に14トラックが追加されている。
カヴァーばかりだけれど、
既に出てきているものが多い(リンクが貼られているやつがそうだ)。
ただ、
今まで出てきていないものも当然ある(太字になっているやつがそう)。
A1:Come On
(Chuck Berry)
A2:(I Can’t Get No) Satisfaction
A3:Roll Over Beethoven
(Chuck Berry)
A4:The Spider And The Fly
A5:Cops And Robbers
(Ellas McDaniel)
A6:It’s All Over Now
(Bobby Womack, Shirley Womack)
A7:Route 66
(Bobby Troup)
B1:Memphis, Tennessee
(Chuck Berry)
B2:Down The Road Apiece
(Don Raye)
B3:The Last Time
B4:Cry To Me
(Bert Russell)
B5:Mercy, Mercy
(Don Covay, Ronald Miller)
B6:Oh! Baby (We Got A Good Thing Goin’)
(Barbara Lynn Ozen)
B7:Around And Around
(Chuck Berry)
B8 Hi Heel Sneakers
(Robert Higgenbotham)
B9 Fannie Mae
(Bobby Robinson, Buster Brown, Clarence L. Lewis)
C1 You Better Move On
(Arthur Alexander Jr.)
C2 Mona
(Ellas McDaniel)
C3 I Wanna Be Your Man
(John Lennon / Paul McCartney)
C4 Carol
(Chuck Berry)
C5 I’m Moving On
(Hank Snow)
C6 If You Need Me
(Robert Bateman, Sonny Sanders, Wilson Pickett)
C7 Walking The Dog
(Rufus Thomas)
C8 Confessin’ The Blues
(Jay McShann, Walter Brown)
D1 Everybody Needs Somebody To Love
(Bert Berns, Gerry Wexler, Solomon Burke)
D2 Little By Little
D3 Ain’t That Loving You Baby
(Jimmy Reed)
D4 Beautiful Delilah
(Chuck Berry)
D5 Crackin’ Up
(Ellas McDaniel)
D6 I Can’t Be Satisfied
(Muddy Waters)
D7 I Just Want To Make Love To You
(Willie Dixon)
D8 2120 South Michigan Avenue
Chuck Berry – Roll Over Beethoven
さて、
この『On Air』で初登場のストーンズがカヴァーした曲。
1曲目は、
チャック・ベリー。
1957年リリースのシングルのA面、
『Roll Over Beethoven』。
この曲のエピソードは、
結構有名だよね。
チャックの姉ルーシーは、
近所でも有名ピアノの名手。
アフリカンのクラシック歌手、
マリアン・アンダースンといわれていたくらいだった。
ルーシーはよく家でピアノの練習していて、
チャックよりも優先されていた。
なので、
チャックはなかなかピアノを弾くことができない。
それで、
この曲ができたという話。
Roll over Beethoven
Chuck Berry – Roll Over Beethoven
And tell Tchaikovsky the news
この部分は今やクラシック音楽なんかじゃなくて、
ロックンロールなんだぜとベートヴェンを揺り起こしチャイコフスキーに教えるという感じ。
ベートヴェンをぶっ飛ばせというよりも、
墓の中から揺り起こせという感じになるんだろう。
The Rolling Stones – Roll Over Beethoven
26 October 1963
Saturday Club
その他のカヴァー
最初に浮かぶのは、
やはりビートルズのカヴァーかな。
1963年リリースの2ndアルバム、
『With the Beatles』で登場する。
あとはエレクトリック・ライト・オーケストラ、
1973年の2ndアルバム『ELO2』で登場。
短くなって、
シングルでもリリースされている。
というわけで…
今回ストーンズがカヴァーした曲は、
2017年リリースの『On Air』から。
チャック・ベリー、
1957年リリースのシングルのA面。
『Roll Over Beethoven』をオリジナルと、
ストーンズ/ビートルズ/ELOのカヴァーでお届けしました。
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