I’ve Been Loving You Too Long

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1966年

Single – 19th Nervous Breakdown

February 4, 1966 UK Single (Released in the U.S. on February 12.)

A:19th Nervous Breakdown
B:As Tears Go By(UK)
  Sad Day(US)

1966年に入ると、
2月4日にイギリスでシングルがリリースされる。

A面は『19th Nervous Breakdown』、
B面は『As Tears Go By』。

アメリカでは2月12日に、
B面が『Sad Days』でリリース。

どちらもカヴァーではなくて、
オリジナル。

US 1st Compilation Album – Big Hits (High Tide and Green Grass)

その後、
ストーンズ初のベスト・アルバム『Big Hits (High Tide and Green Grass)』がアメリカでリリースされる。

選ばれた12曲のうち、
カヴァー曲は3曲のみだね。

ベスト盤だから、
当然全曲もう登場している。

UK 4th Album – Aftermath

April 15, 1966 UK 4th Album

A1:Mother’s Little Helper
A2:Stupid Girl
A3:Lady Jane
A4:Under My Thumb
A5:Doncha Bother Me
A6:Goin’ Home
B1:Flight 505
B2:High and Dry
B3:Out of Time
B4:It’s Not Easy
B5:I Am Waiting
B6:Take It or Leave It
B7:Think
B8:What to Do

1966年4月15日、
イギリスで4枚目のオリジナル・アルバムがリリースされる。

タイトルは『Aftermath』、
曲は全てオリジナルだ。

Single – Mother’s Little Helper

April 15,1966 US Single

A:Mother’s Little Helper
B:Lady Jane

アメリカでは、
アルバム『Aftermath』と同時に『Mother’s Little Helper/Lady Jane』がリリースされている。

Billboard Hot 100では『Mother’s Little Helpe』が8位、
B面の『Lady Jane』が24位になっている。

もちろん、
どちらもオリジナルだ。

Single – Paint it Black

May 7, 1966 US Single (Released in the UK on May 13.)

A:Paint it Black
B:Stupid Girl(US)
  Long Long While(UK)

5月に入ると、
シングル『Paint it Black』がリリースされる。

US盤とUK盤では、
B面の曲が違う。

いずれにしても、
どの曲もオリジナル。

US 6th Album – Aftermath

July 2, 1966 US 6th Album

A1:Paint it Black
A2:Stupid Girl
A3:Lady Jane
A4:Under My Thumb
A5:Doncha Bother Me
A6:Think
B1:Flight 505
B2:High And Dry
B3:It’s Not Easy
B4:I Am Waiting
B5:Goin’ Home

6月には、
US盤『Aftermath』がリリース。

UK盤からは、
・Mother’s Little Helper
・Out of Time
・Take It or Leave It
・What to Do
の4曲が外された。

その代わりに
・Paint It, Black
・Under My Thumb
の2曲が追加。

もちろん外れた曲も、
加えられた曲も全てオリジナル。

Single – Have You Seen Your Mother, Baby, Standing in the Shadow!

9月には、
米英同時に初めてシングルがリリース。

更に、
B面も同じ曲になっている。

これも、
2曲共にオリジナル。

UK Compilation Album – Big Hits (High Tide and Green Grass)

11月には、
UK盤『 Big Hits (High Tide and Green Grass) 』がリリースされる。

US盤から外れたのは、
・Tell Me (You’re Coming Back)
・Good Times, Bad Times
・Play With Fire
の3曲。

逆に加わったのは、
・Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow?
・Paint It, Black
・Come On
・Lady Jane
・Little Red Rooster
の5曲。

カヴァーは既に登場している5曲のみで、
残りの9曲はオリジナルだ。

US 1st Live Album – Got Live If You Want It!

December 10, 1966 US 1st Live Album

A1:Under My Thumb
A2:Get Off Of My Cloud
A3:Lady Jane
A4:Not Fade Away
A5:I’ve Been Loving You Too Long
A6:Fortune Teller
B1:The Last Time
B2:19th Nervous Breakdown
B3:Time Is On My Side
B4:I’m Alright
B5:Have You Seen Your Mother Baby, Standing in the Shadow?
B6: (I Can’t Get No) Satisfaction

UKEP『got LIVE if you want it!』と同じタイトルだけど、
こちらはアルバム。

ストーンズは出来に満足していなくて、
このアルバムとの関係を否定している。

このアルバム、
そんなにダメダメではなくて結構好き。

このアルバムの中で、
カヴァー曲が2曲新たに登場する。

この2曲は、
スタジオ録音に歓声をオーヴァーダビングしたもの。

Otis Redding – I’ve Been Loving You Too Long

そのうちの1曲が、
オーティス・レディング1965年のシングル『I’ve Been Loving You Too Long』。

Billboard Hot 100では21位、
Billboard Rhythm & Blues chartでは2位。

1位にならなかったんだけど、
素晴らしい曲だしパフォーマンスだ。

後に、
アルバム『Otis Blue/Otis Redding Sings Soul』にも収められている。

B面は、
I’m Depending on You』。

The Rolling Stones – I’ve Been Loving You Too Long

オーヴァーダビングしたやつではなくて、
歓声が入っていないもので。

これはもうオーティス・レディングには全然敵わない、
とは実はならない。

ミックはミックで、
なかなか聴かせる。

他のカヴァー

となると、
ストーンズ1969年MSGでのライブでこの曲を披露したアイク&ティナ・ターナー。

1968年リリース、
『Outta Season』のヴァージョン。

もちろん映画『Gimme Shelter』で、
その姿を見ることができる。

『Get Yer Ya-Ya’s Out!’ The Rolling Stones in Concert』、
40周年記念デラックス・エディションで聴くこともできる。

というわけで…

1966年になるとストーンズのリリースする曲の殆どがオリジナルになって、
新たにカヴァーした曲が出てこなくなる。

ただ『Got Live If You Want It!』の中に、
2曲だけ初出のカヴァー曲がある。

今回は長々と前置きが長くなったけれど、
オーティス・レディングの『I’ve Been Loving You Too Long』。

オリジナルとストーンズ、
そしてアイク&ティナ・ターナーのスタジオとライヴ・ヴァージョンでした。

他のストーンズのカヴァーはこちら!

The Rolling Stones
The Rolling Stones

おまけ

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