ベートーヴェンのピアノ・ソナタ

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。時として生真面目すぎるところが耳につくらしいが、何かしながら流しっぱなしにしているぶんには耳につくこともなくむしろ気持ち良く聴ける。

バッハの平均律

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、バッハの平均律クラヴィーア曲集。全部聴くには3時間半くらいになるから、身を入れて聴くにはいささか長すぎたというのはわからなくもない。でも流しっぱなしなら悪くないぞ。

モーツァルトのピアノ・ソナタ

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、モーツァルトのピアノ・ソナタ。美しくチャーミングだが、正直なところさすがに聴き飽きたという位置づけ。好みは人それぞれでそれはそれで良いし、実際1度は聴き飽きるけど。

ショパンの音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、ショパンの音楽。ごく僅かの作品を除いてはピアノ曲しかつくっていないのに恒常的な熱意を抱けない、そのうえ朝起きて最初に聴きたくはならない音楽とか言われちゃうんだよな。

クライスラーの二曲

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、クライスラーの二曲。正直あまり思い浮かばないけれど、やはりこのあたりなのかな。『愛の喜び(Liebesfreud)』と 『愛の悲しみ(Liebesleid)』 。

フランクとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、フランクとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。フランスの女性ヴァイオリニストが弾いていることになっているが誰だかはわからない。まあ、ジネット・ヌヴーではないだろう。

プロコフィエフ – ロミオとジュリエット

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのはプロコフィエフ『ロミオとジュリエット』。ここで流れるプロコフィエフの『ロミオとジュリエット』はいったいどれか?元々はバレエ音楽で、後に管弦楽とピアノ組曲がつくられた。

マーラーの交響曲

村上春樹短編集『一人称単数』の『謝肉祭(Carnaval)』に出てくるのは、『マーラーの交響曲』。その夜の主要演目はマーラーの交響曲だった(何番かは忘れた)。マーラーの交響曲が主演演目だとして、果たして何番かを忘れるものなんだろうかね?

フォーク・クルセイダーズ – 帰ってきたヨッパライ

村上春樹短編集『一人称単数』の『ヤクルト・スワローズ詩集』に出てくるのは『帰ってきたヨッパライ』。初版レコードでは『帰って来たヨッパライ』。アマチュア時代のザ・フォーク・クルセダーズ自主制作盤アルバム『ハレンチ』に収録されたのが最初なのだ。

ストラヴィンスキー

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのはストラヴィンスキー。モーツアルトがあるとき突然ストラヴィンスキーに豹変するわけやない。その通り。『ト』を取ったスラヴィンスキーになら豹変することは実はあったりするんだけど。
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