グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品46

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71曲目は3枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
71曲目はグリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品46

エドヴァルド・グリーグは、
1865年にヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 作品8を作曲している。

まだグリーグが、
22歳の頃だ。

1867年、
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 作品13を作曲。

この時、
グリーグはまだ24歳。

立て続けに、
2つのヴァイオリン・ソナタをつくったグリーク。

ただそこから20年もの長い間、
第3番は作曲されなかった。

第3番が作曲されたのは、
1886年から1887年にかけてのことだった。

この時、
グリーグは43歳。

きっかけはテレジーナ・トゥアという名前のイタリアの女性ヴァイオリニストが、
グリーグの家を訪れたことだったらしい。

グリーグは自分の曲を彼女に演奏してもらいたくて、
20年の時を経て再びヴァイオリン・ソナタに取り組んだという話だ。

彼女のヴァイオリンの才能に惚れ込んだがためなのか、
それとも彼女自身に惚れ込んでのことなのかはよくわからないけれどね。

ただ、
初演はアドルフ・ブロツキーによってライプツィヒで1987年に行われている。

その前に、
彼女がこの曲を弾いたことがあるのか?は良くわからない。

初演後に演奏したのか?
も良くわからない。

曲の構成

この曲は、
3つの楽章から成る。

第1楽章
 Allegro molto ed apassionato
第2楽章
 Allegretto espressivo alia Romanza;
 allegro molto
第3楽章
 Allegro molto animato;
 cantabile prestissimo

フリッツ・クライスラー/セルゲイ・ラフマニノフ

Fritz Kreisler,
Sergei Rachmaninoff-
Edvard Grieg:
Violin Sonata No.3
C minor
Op.45

1928年

ヴァイオリン:フリッツ・クライスラー
ピアノ:セルゲイ・ラフマニノフ

アンドレ・ジェントレル/エディット・フェルナディ

André Gertler,
Edith Farnadi-
Edvard Grieg:
Violin Sonata No.3
C minor
Op.45

1950年代後半

ヴァイオリン:アンドレ・ジェントレル
ピアノ:エディット・フェルナディ

音は見つからず。

西崎たか子/岩崎淑

Takako Nishizaki,
Syuku Iwasaki-
Edvard Grieg:
Violin Sonata No.3
C minor
Op.45

1975年

ヴァイオリン:西崎たか子
ピアノ:岩崎淑

音は見つからず。

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

71曲目は、
グリーク:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品46をお届けしました。

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