モーツァルト – ピアノ・ソナタ 第9(8)番 K.310 K6.300d イ短調

【ねじまき鳥クロニクル】の中のモーツァルト

普通なら中学校に上がる年齢になっていたシナモンは、
母親のかわりに家事をこなし、
その合間にモーツァルトやハイドンのソナタを弾き、
いくつかの語学を修得した。

ねじまき鳥クロニクル

六歳の誕生日を迎える少し前に口をとざしてしまったシナモンは、
やがて中学校に上がる年齢になる。

それでも弾くのは、
ハイドンだったりモーツァルトなのだ。

プーランクのように音楽でモーツァルトに勝るものはないと言っていた時期と、
生理的に受け付けない作曲家と言っていた時期があるのとは違う。

ピアノ・ソナタ 第9(8)番 K.310 K6.300d イ短調

モーツァルトのピアノ・ソナタ、
これまで出てきているのは2曲。

四手のためのピアノソナタ ニ長調 K.381 (123a)
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457

今回は、
ピアノ・ソナタ短調の2曲のうちの1曲。

第14番 ハ短調 K.457は出てきたから、
ピアノ・ソナタ 第9(8)番 K.310 K6.300d イ短調。

残された自筆譜上部右端には、
1778/パリと記されている。

この年のパリ滞在中の7月、
同行していた母親が帰らぬ人となってしまう。

その頃に書かれたものだから、
短調というわけでもないだろうが結びつけたくはなってしまう。

Sonate für Klavier Nr.9 a-moll K.310 K6.300d
ピアノ・ソナタ 第9(8)番 K.310 K6.300d イ短調

第1楽章 Allegro maestoso イ短調 4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章 Andante cantabile con espressione ヘ長調 4分の3拍子 ソナタ形式
第3楽章 Presto  イ短調 4分の2拍子

グレン・グールド

ピアノは、
相変わらずお決まりのグレン・グールドで。

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