エラ・フィッツジェラルド
ここは本編には出てこなかったけれど、
一緒に聴きたい歌や演奏をピック・アップして載せておこうという『おまけ』のコーナー。
先ずは、
『On A Slow Boat To China』。
本編ではソニー・ロリンズだったけれど、
この曲は本当に沢山の人が唄ったり演奏したりしている。
その中から、
独断と偏見で選んだものを何曲か載せておこうと思う。
それで、
先ずはやはりエラ・フィッツジェラルド。
アルバム、
『Ella Fitzgerald: Live at the Concertgebouw, 1961 – The Lost Recordings』から。
この年の他の音源だと『Ella Returns To Berlin』や『Twelve Nights In Hollywood』や『Live In Paris 1957-62』があるけど、
どれも同じように素晴らしい。
どのバージョンもルー・レヴィーのピアノにハーブ・エリスのギター、
そしてウィルフレッド・ミドルブルックスのベースをバックに唄っている。
あとエラがジョー・パスと共演した4作目(ライブを除いて)、
1986年『Easy Living』のバージョンも61年から四半世紀も経っているんだから全く違うものだけどこちらも悪くない。
エラももちろん61年とはまた違った魅力があるけれど、
ここはジョー・パスのギターがあってこその素晴らしさと言えるのかもしれない。
オスカー・ピーターソン&クラーク・テリー
次は1975年のオスカー・ピーターソンとクラーク・テリーが共演したアルバム、
『Oscar Peterson & Clark Terry』から。
この二人の共演だと1964年の『Oscar Peterson Trio +One.Clark Terry』が真っ先に出てくるんだろうけど、
こちらのトリオではない2人だけの演奏もなかなか楽しくて良いのだ。
ミルト・ジャクソン
そしてもう1曲、
レイ・ブラウンがプロデュースしたアルバムでミルト・ジャクソンと一緒に演った『Bags’ Bag』から。
というわけで…
ソニー・ロリンズ以外の数ある『On A Slow Boat To China』の中から、
エラ・フィッツジェラルドとオスカー・ピーターソン&クラーク・テリーとミルト・ジャクソンをお送りしました。
さて、
どれが好みだったかな?
どれも甲乙つけ難いし、
敢えて1番をここで決める意味もないか。
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