よく『エレベーターの中で流れているような音楽』

エレベーター

エレベーター音楽

よくエレベーターの中で流れているような音楽—つまりパーシー・フェイスだとか、マントヴァーニだとか、レイモンド・ルフェーブルだとか、フランク・チャックスフィールドだとか、フランシス・レイだとか、101ストリングズだとか、ポール・モーリアだとか、ビリー・ヴォーンだとかその手の音楽だ。

―村上春樹-女のいない男たち-P281

無害な音楽は、
ある人にとっては有害である。

誰にとっても無害な音楽なんてきっとないのかもしれない、
そんな気がする。

少なくともボクは、
この手の音楽を聴くことはない。

エレベーターでも、
聴いたことはないと思うんだけど。

だいたいエレベーター音楽なんて聴くと、
思い出すのはエアロスミスの『Love in an Elevator』とかマイルス・デイヴィスの『Ascenseur Pour L’echafaud』なのだ。

でも手品のBGMでよく流れたりしていた曲、
あれは思い出すかもしれない。

Paul Mauriat- El Bimbo Version 88

ちなみにこの曲、
元々は70年代のフランスを中心にヨーロッパで大ヒットしたディスコナンバー。

この曲が手品のBGMになったのは、
女性マジシャン松旭斎すみえがこの曲をマジック中のBGMに使ったのが始まりみたいだ。

ところでここに出てきた他の人たちの曲は…
これ1曲で充分だろう。

短編集『女のいない男たち』で流れる他の音たちはこちら!

Men Without Women
村上春樹 『女のいない男たち』 で流れる音楽たち

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