『シューベルト』や『メンデルスゾーン』の室内楽

村上春樹の短編集『女のいない男たち』の『独立器官』に登場するのは『シューベルトとメンデルスゾーンの室内楽』だ。正直これまであまり聴いてこなかった2人の早熟な天才作曲家の曲を選ぶのは難しい。知っていて選べないのではなく、知らな過ぎて選べない。

ドラマの最後に流れる印象的な ♫ Smile~The Good Life

ドラマの場合はエンド・ロールとは言わないのかな?その回が終わって最後に出演者や制作者の名前が出てくるところ。その時に流れる曲で印象に残っているものを挙げろと言われたら、みんなはいったいどんな曲を選ぶのだろうか?ボクはこの2曲が浮かんでくる。

4月になったから ♫ April Come She Will(4月になれば彼女は)

時々、頭の中をグルグルグルグルと駆け巡る曲がある。何がスイッチになったのか?はわからないけれど何度も何度も流れるのだ。これって、『イヤーワーム(耳の虫)』とかいわれるやつだね。今回の曲はS&Gの『April Come She Will』だ。

若い女性ピアニストが『ライク・サムワン・イン・ラブ』を弾いていた

村上春樹短編集『女のいない男たち』の『イエスタデイ』に登場するのは『ライク・サムワン・イン・ラブ』。ジョニー・バークが詩を書き、ジミー・ヴァン・ヒューゼンが曲を付けた曲。ビル・エヴァンスとエラ・フィッツジェラルドの2つのバージョンを聴こう。

『オブラディ・オブラダ』みたいな人生

村上春樹短編集『女のいない男たち』の『イエスタデイ』に登場するのは『オブラディ・オブラダ』だ。ナイジェリア人のコンガ奏者ジミー・スコットがよく口にしていた『Ob-La-Di, Ob-La-Da Life goes on, bra』から流用。

春本番だからって決してウキウキではない ♫ Spring is Here

Today’s Music、始まりはロジャース&ハートのジャズのスタンダード『Spring is Here』。春本番だから心躍る曲なのかと思いきやそうではない。春なのに楽しくないのは、誰も私を必要としていないからという何とも切ない歌なのだ。

『ジミ・ヘンドリックス』の伝記

村上春樹短編集『女のいない男たち』の『イエスタデイ』に登場するのは~ジミ・ヘンドリックスの伝記とか、詰め将棋の本とか、『宇宙はどこから生まれたのか』とか。~のジミ・ヘンドリックスだ。彼の演奏を始めて観たのは映画『Monterey Pop』。

古いアメリカン・ロック『ビーチ・ボーイズ/ラスカルズ/クリーデンス/テンプテーションズ』

軽い音楽として出てくるのが古いアメリカン・ロック、その代表でいくつかのグループ名が羅列される。ビーチ・ボーイズやラスカルズやクリーデンス、テンプテーションズ。この中では、ビーチ・ボーイズをたまに聴くくらいで、他は殆ど聴くことがないんだよな。

帰り道ではよく『ベートーヴェンの弦楽四重奏曲』を聴いた

車の運転をしながら、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を流すのは案外悪くないものだ。そして『聴きながら考え事をするのに、あるいはまったく何も考えないことに、適している』というのは、まさにその通りだなと思う。特に運転している時なら猶更良い、と思う。

僕はビートルズの『サージェント・ペパーズ』とビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』のことを緩く念頭に置いていた

村上春樹短編集『女のいない男たち』のまえがきに出てくるのは、ビートルズの『サージェント・ペパーズ』とビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』だ。村上春樹はこの短編集を音楽でいえばコンセプト・アルバムだという。これはなかなか興味深い話ではある。
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