中産階級的な音楽
彼女が好んで耳を傾けたのはマントヴァーニ楽団とか、パーシー・フェイス楽団とかロジャー・ウィリアムズとか、アンディー・ウィリアムズとか、ナット・キング・コールとか、その手のごく穏やかな、いうなれば中産階級的な音楽だった(そして当時、中産階級的というのは決して差別用語ではなかった)。…
村上春樹,一人称単数,ウィズ・ザ・ビートルズ,p83
ここに出てくるような中産階級的な音楽、
いわゆるエレベーター音楽だっけ?は正直苦手だ。
ガールフレンドがその手のごく穏やかな音楽が好きだったとしたら、
そもそもその女の子を好きにならないような気もする。
まあナット・キング・コールは、
大丈夫だけど。
Mantovani – The Moulin Rouge Theme
ストリングスを上手く駆使したイージーリスニングの第一人者の一人、
アンヌンツィオ・パオロ・マントヴァーニ。
Roger Williams – Tammy
ロジャー・ウィリアムズ、
といっても神学者じゃあない。
ハリー・トルーマンからジョージ・ブッシュまで、
9人の大統領のために演奏したことから『大統領のピアニスト』と言われている。
Andy Williams – Moon river
1962年-1967年と1969年-1971年に、
音楽バラエティ番組『アンディ・ウィリアムス・ショー』を放映してエミー賞を3度受賞している。
昔紅白歌合戦にも出ていて、
その時に唄ったのが『Moon river』。
Nat King Cole – L-O-V-E
この曲、
映画『スウィング・ガールズ』のエンディングで使われていたな。
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