Sergei Prokofiev : Violin Concerto No.2 in Gminor,Op.63
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
76)はプロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63。
曲の構成
この曲は、
3つの楽章で成っている。
第1楽章 アレグロ・モデラート ト短調 4/4拍子 ソナタ形式
第2楽章 アンダンテ・アッサイ 変ホ長調 12/8拍子 3部形式
第3楽章 アレグロ、ベン・マルカート 変ロ長調~ト長調 3/4拍子
プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63 5枚のレコード
ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。
・ジノ・フランチェスカッティ(Zino Francescatti)
/ジョージ・セル(George Szell)?
/コロムビア交響楽団(Columbia Symphony Orchestra)?1953年
・ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)
/シャルル・ミュンシュ(Charles Munch)
/ボストン交響楽団(The Boston Symphony Orchestra)1959年
・ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)
/アルチェオ・ガリエラ(Alceo Galliera)
/フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)1959年
・アイザック・スターン(Isaac Stern)
/ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy)
/フィラデルフィア管弦楽団(The Philadelphia Orchestra)1963年
・ストイカ・ミラノヴァ(Stoĭka Milanova)
/ヴァシル・ステファノフ(Vassil Stefanov)
/ブルガリア放送交響楽団(Bulgarian National Radio Symphony Orchestra)1972年
ジノ・フランチェスカッティ/ジョージ・セル?/コロムビア交響楽団?
1枚目は、
ジノ・フランチェスカッティのヴァイオリン。
ジョージ・セル指揮、
コロムビア交響楽団。
となっているけど、
このジャケットのフランチェスカッティ/セル/コロムビア響はバッハのヴァイオリン協奏曲第2番。
プロコフィエフの方は、
ジノ・フランチェスカッティ/ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク交響楽団だ。
ヤッシャ・ハイフェッツ/シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団
2枚目は、
ヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン。
シャルル・ミュンシュ指揮、
ボストン交響楽団。
ダヴィッド・オイストラフ/アルチェオ・ガリエラ/フィルハーモニア管弦楽団
3枚目は、
ダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン。
アルチェオ・ガリエラ指揮、
フィルハーモニア管弦楽団。
アイザック・スターン/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
4枚目は、
アイザック・スターンのヴァイオリン。
ユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団。
ストイカ・ミラノヴァ/ヴァシル・ステファノフ/ブルガリア放送交響楽団
6枚目は、
ストイカ・ミラノヴァのヴァイオリン。
ヴァシル・ステファノフ指揮、
ブルガリア放送交響楽団。
おまけ
さて、
今回はプロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63。
プロコフィエフは、
2つのヴァイオリン協奏曲を作曲している。
どちらもソ連から亡命した後に書かれているけど、
2番の方は祖国に戻る決心をした1935年のものだ。
翌年1936年には、
スターリニズム・大粛清の吹き荒れる祖国に戻ることになる。
この曲の初演はロベール・ソエタンのヴァイオリンで、
スペインのマドリッドで行われている。
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