チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

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25曲目は6枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
25曲目はチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

いわゆる三大ヴァイオリン協奏曲があるけど、
それにこの曲を加えて四大ヴァイオリン協奏曲って言われたりもする作品だね。

ちなみに、
三大ヴァイオリン協奏曲はこの3曲。

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
・ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

個人的には、
やはりこの曲を加えて四大ヴァイオリン協奏曲と言いたいかな。

とは言え、
この曲は最初あまり評判が良くなかったみたいだ。

それを変えたのが、
ロシアのヴァイオリニストであるアドルフ・ブロツキー。

ハンス・リヒター指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をバックに初演を行ったヴァイオリニストだ。

ことあるごとにこの曲を取り上げ、
やがて評価を変えていったみたいだ。

でも、
最初に評判が悪かったというのは良くわからない。

好みとはいえ、
受け入れられるかどうか?はさまざまな要素が絡み合う。

でもまあ、
今では充分評価されているのだからそれはそれで良いわけで。

曲の構成

さて、
曲は3つの楽章から成る。

第1楽章
 アレグロ・モデラート −
 モデラート・アッサイ
 ニ長調
 ソナタ形式
第2楽章
 カンツォネッタ・アンダンテ
 ト短調
 複合三部形式
第3楽章
 アレグロ・ヴィヴァチッシモ
 ニ長調
 ロンドソナタ形式

イーゴリ・オイストラフ

Igor Oistrakh-
Tchaikovsky:
Violin Concerto In D major,
Op.35, TH. 59

1959年

ヴァイオリン:イーゴリ・オイストラフ
指揮:ウィルヘルム・シュヒター
演奏:プロ・アルテ管弦楽団

ダヴィッド・オイストラフ

David Oistrakh-
Tchaikovsky:
Violin Concerto In D major,
Op.35, TH. 59

1954年

ヴァイオリン:ダヴィッド・オイストラフ
指揮:フランツ・コンヴィチュニー
演奏:ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

レニード・コーガン

Leonid Kogan-
Tchaikovsky:
Violin Concerto in D Major,
Op.35,TH.59

1957年?

ヴァイオリン:レニード・コーガン
指揮:アンドレ・ヴァンデルノート
演奏:パリ音楽院管弦楽団

クリスチャン・フェラス

Christian Ferras-
Tchaikovsky:
Violin Concerto in D Major,
Op.35,TH.59

1957年

ヴァイオリン:クリスチャン・フェラス
指揮:コンスタンチン・シルヴェストリ
演奏:フィルハーモニア管弦楽団

ルジエロ・リッチ

Ruggiero Ricci-
Tchaikovsky:
Violin Concerto in D Major,
Op.35,TH.59

1957年

ヴァイオリン:ルジエロ・リッチ
指揮:ジャン・フルネ
演奏:オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

ユージン・フォドア

Eugene Fodor-
Tchaikovsky:
Violin Concerto in D Major,
Op.35,TH.59

1974年

ヴァイオリン:ユージン・フォドア
指揮:エーリッヒ・ラインスドルフ
演奏:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

25曲目は、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35をお届けしました。

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村上春樹 『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 で流れる音楽




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