2月
2月って、
28日しかない。
4年に1度やってくる閏年は、
29日だけどね。
英語の『Febryary』は、
ローマ神話の月の神『Februus(フェブルウス)』 が語源。
戦死者を慰霊し、戦争の罪を清める為に毎年2月に執り行われた慰霊祭、
『Februalia(フェブルアーリア)』の主神がフェブルウス。
日本では『如月』、
旧暦では一年のはじまりとされていた月。
衣更着/令月/梅見月/雪消月/木芽月/雁帰月などなど、
様々な異名もある。
さて、
そんな2月や2月のイベントのことを唄った曲やタイトルに2月が入っている曲を何曲か。
まあ、
殆どがヴァレンタインの曲になってしまうのだけどね。
Foo Fighters – February Stars
I’m hanging on
Foo Fighters – February Stars
Here until I’m gone
Right where I belong
Just hanging on
最後までボクはここで待つよ
ここがボクの居るべきところだから待つだけさ…
フー・ファイターズ1997年リリース、
2ndアルバム『The Colour and the Shape』の中の1曲『February Stars』。
この曲は元々、
ニルヴァーナの最後のセッションで登場したものだ。
デイヴ・クロールとクリス・ノヴォセリックが、
『Dave / Acoustic + Voc』というタイトルでレコーディングしている。
この曲はカート・コバーンのことを唄っているっていう話もあるけれど、
そのあたりはよくわからない。
Tom Waits – Blue Valentines
She sends me blue valentines
Tom Waits – Blue Valentines
All the way from Philadelphia
To mark the anniversary
Of someone that I used to be
遥々フィラデルフィアから
女はブルー・ヴァレンタインを送ってきやがる
かつてオレだった奴との
記念日を思い出させるために…
1978年、
トム・ウェイツがリリースしたアルバム『Blue Valentine』。
その中の1曲、
タイトル・チューン。
このアルバムには、
『Christmas Card From A Hooker In Minneapolis』という曲が入っている。
女から手紙が送られてくる、
という設定が同じだね。
David Bowie – Valentine’s Day
Valentine told me who’s to go
David Bowie – Valentine’s Day
Feelings he treasured most of all
The teachers and the football stars
ヴァレンタインは教えてくれた
誰のところに行けばいいのか
なによりも大切だと感じさせてくれる
教師たちとフットボール・スターたちだ
デヴィッド・ボウイは2003年に『Reality』をリリースしてから10年も間を置いて発表された、
2013年『The Next Day』からの1曲。
2008年2月14日に起きた、
ノーザン・イリノイ大学での乱射事件にインスパイアされたという話がある。
1929年2月14日にノースサイド・ギャングとサウスサイド・ギャングとの間で起きた、
抗争事件にインスパイアされたという話もある。
いずれにしても、
いわゆるヴァレンタインズ・デイの甘い内容じゃあない。
The Miles Davis Quintet – My Funny Valentine
マイルス・デイヴィス・クインテット、
1957年の『Cookin’ With The Miles Davis Quintet』からの1曲。
Miles Davis – trumpet
Paul Chambers – bass
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Philly Joe Jones – drums
1965年のアルバム『My Funny Valentine: Miles Davis in Concert』のヴァージョンも、
素晴らしく良い。
Miles Davis – trumpet
George Coleman – tenor saxophone
Herbie Hancock – piano
Ron Carter – double bass
Tony Williams – drums
元々は、
1937年にリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートがつくった曲。
ミュージカル『Babes in Arms』で、
ミッチ・グリーンが唄ったもの。
My funny Valentine, sweet comic Valentine
My Funny Valentine
You make me smile with my heart
マイ・ファニー・ヴァレンタイン
愛おしくて滑稽なヴァレンタイン
あなたは私を心から微笑ませてくれる
なので、
もちろん歌詞はあるけどここでは唄はない。
大瀧詠一 – Blue Valentine’s Day
今日はBlue Valentine Day
大瀧詠一 – Blue Valentine’s Day
だって君からのチョコレート
もらえそうにないからさ
1977年12月にリリースされた、
アルバム『NIAGARA CALENDAR』の中の1曲。
翌年2月に、
シングル・カットされている。
曲のクレジットが
まあ面白いといえば面白い
二月 如月 Blue Valentine’s Day (Version One)
6st. Guitars:
The Otsukare-sons
(駒沢、村松、金田一)
Steel Guitar:
駒沢裕城
Bongo:
イーハトブ・田五三九
Harmonica:
松田”アリちゃん”幸一
Strings Arr.
山下達郎
Bass:
Unknown
Vocal:
ちぇるしい
(18才ー精神年齢)
Dedicated to old memories of my younger days.
というわけで…
今回は、
2月の曲を5曲。
フー・ファイターズとトム・ウェイツ、
デヴィッド・ボウイにマイルス・デイヴィスに大瀧詠一をお届け。
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