シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43

Sibelius

Sibelius : Symphony No.2 in D major, Op.43

村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
11)はシベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43。

曲の構成

この曲は、
4つの楽章からなっていて第3楽章と第4楽章は休みなく演奏するよう指定されている。

シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43

第1楽章 アンダンテ・マ・ノン・トロッポ:アレグロ・エネルジーコ
第2楽章 テンポ・アンダンテ、マ・ルバート:アンダンテ・ソステヌート
第3楽章 ヴェヴァーチッシモ:トリオ・レント・エ・ソアーヴェ:アタッカ
第4楽章 ファイナル:アレグロ・モデラート:モデラート・アッサイ:ラルガメンテ

シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43 6(7)枚のレコード

シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43 6(7)枚のレコード

・レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)
 /ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)1966年
・オッコ・カム(Okko Kamu)
 /ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)1970年
・ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)
 /フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)1960年
ロリンマゼール(Lorin Maazel)
 /ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)1964年
・コリン・デイヴィス(Colin Davis)
 /ボストン交響楽団(The Boston Symphony Orchestra)1975v
・渡邉暁雄
 /日本フィルハーモニー交響楽団(The Japan Philharmonic Orchestra)1981年
ジョンバルビローリ(John Barbirolli)
 /ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)1963年

レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック

1枚目はレナード・バーンスタイン指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック。

オッコ・カム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

2枚目はオッコ・カム指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。

ヘルベルト・フォン・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団

3枚目はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
フィルハーモニア管弦楽団。

ロリン・マゼール/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

4枚目はロリンマゼール指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。

コリン・デイヴィス/ボストン交響楽団

5枚目はコリン・デイヴィス指揮、
ボストン交響楽団。

渡邉暁雄/日本フィルハーモニー交響楽団

6枚目は渡邉暁雄指揮、
日本フィルハーモニー交響楽団。

残念ながら、
音は見つからず。

ジョン・バルビローリ/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

7枚目はジョンバルビローリ指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。

ジャケットの写真は紙面の都合で載せられていないが、
出てくる。

ただ、
音は見つからず。

おまけ

1865年に生まれたシベリウスは、
1957年に91歳で亡くなっている。

1924年に交響曲第7番を完成して、
その2年後の1926年に交響詩『タピオラ』をつくった後は小作品をつくるくらい。

それも1920年代までのことで、
1930年代以降の残っている作品はほぼなかったはずだ。

つまり最後の30年間は、
殆ど創作活動をしていないことになる。

これが、
有名な『ヤルヴェンパーの沈黙』っていうやつだね。

なぜ筆を折ってしまったのか?
はわからない。

それでも素晴らしい作品群は、
その前に既に残されている。

主軸をなす交響曲は、
全部で7曲。

初期の合唱付き管弦楽曲『クレルヴォ交響曲』を入れると、
8曲になる。

未完の8番を更に入れると、
9曲になる。

シベリウスの交響曲

・クレルヴォ交響曲作品7(1891年)
・交響曲第1番 ホ短調 作品39(1899年)
・交響曲第2番 ニ長調 作品43(1901年)
・交響曲第3番 ハ長調 作品52(1907年)
・交響曲第4番 イ短調 作品63(1911年)
・交響曲第5番 変ホ長調 作品82(1915年)
・交響曲第6番 ニ短調作品104(1923年)
・交響曲第7番作品105(1924年)
・交響曲第8番(未完・不明)

その中でも、
この2番が1番ポピュラーなのかもしれない。

ちなみに交響曲第8番(未完・不明)は、
シベリウスが自ら楽譜を燃やしてしまったらしい。

ただ行方不明の交響曲第8番に関連する可能性がある大規模な自筆譜が発見され、
抽出された3つのスケッチはオーケストレーションを施されて2011年に演奏されている。

それにしても楽譜を焼却したのが本当ならば、
ナゼそんなことをしたのだろう?

自分の作品に対して非常に厳しかったらしいから、
8番は7番を超えられなかったのかもしれない。

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