ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27

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55曲目は3枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
55曲目はラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27

1906~1907年にかけて、
作曲された作品。

1908年、
ペテルブルクのマリインスキー劇場で作曲者であるラフマニノフ本人の指揮で初演。

作品は、
恩師のセルゲイ・タネーエフに献呈された。

交響曲第1番の初演は不評だったみたいだが、
この第2番は上手くいったようだ。

結婚して2人の女の子を授かった頃の作品で、
ドレスデンと夏の間だけ帰国して過ごした妻の実家の別荘地イワノフカで作曲されている。

長くカットされて演奏されていたみたいだけど、
今では全曲版で演奏されることが普通になっている。

曲の構成

この交響曲は、
4つの楽章から成る。

第1楽章
 ラルゴ-
 アレグロ・モデラート
 ホ短調 
 序奏部4分の4拍子 
 主部2分の2拍子   
 ソナタ形式
第2楽章
 アレグロ・モルト
 イ短調
 2分の2拍子
 複合三部形式のスケルツォ
第3楽章
 アダージョ
 イ長調
 4分の4拍子 
 三部形式
 緩徐楽章
第4楽章
 アレグロ・ヴィヴァーチェ
 ホ長調
 2分の2拍子 
 ソナタ形式

ディミトリ・ミトロプーロス/ミネアポリス管弦楽団

Dimitris Mitropoulos,
Minneapolis Symphony Orchestra-
Rachmaninof:
Symphony No.2
in E minor,
Op.27

1945年

指揮:ディミトリ・ミトロプーロス
演奏:ミネアポリス管弦楽団

音が見つからず、
代わりにニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で。

Dimitris Mitropoulos,
New York Philharmonic-
Rachmaninof:
Symphony No.2
in E minor,
Op.27

1954年

指揮:ディミトリ・ミトロプーロス
演奏: ニューヨーク・フィルハーモニック

ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団

Eugene Ormandy,
Philadelphia Orchestra-
Rachmaninof:
Symphony No.2
in E minor,
Op.27

1959年

指揮:ユージン・オーマンディ
演奏:フィラデルフィア管弦楽団

クルト・サンデルリンク/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

Kurt Sanderling,
Leningrad Philharmonic Orchestra-
Rachmaninof:
Symphony No.2
in E minor,
Op.27

1956年

指揮:クルト・サンデルリンク
演奏:レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

55曲目は、
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27をお届けしました。

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