Dirty Work
シングル『Harlem Shuffle』の後に、
アルバム『Dirty Work』がリリースされる。
ストーンズと新たに契約を結んだ、
CBSの配給下での初の作品。
この頃、
ミックとキースの関係は最悪だったことは有名だ。
そんな中でつくられたこのアルバム、
評価は低いけどまあそういう時期があっても仕方がない。
March 1986 Orignal Album
A1:One Hit (to the Body)
A2:Fight
A3:Harlem Shuffle
A4:Hold Back
A5:Too Rude
B1:Winning Ugly
B2:Back To Zero
B3:Dirty Work
B4:Had It With You
B5:Sleep Tonight
B6:Key To The Highway
Half Pint – Winsome
それで今回のストーンズがカヴァーした曲は、
その1986年のアルバム『Dirty Work』の中の1曲。
オリジナルは、
ハーフ・パイント1984年のアルバム『In Fine Style』の1曲。
このアルバムでのタイトルは、
『Winsome』。
1980年代ジャマイカレゲエは、
イギリス中心にダンスミュージックとして世界に広まっていく。
それまでのいわゆる『ルーツレゲエ』と違って、
ポップス的な要素が強い『ダンスホールレゲエ』。
それが世界的クラブカルチャーで受け入れられ、
1990年代にはクラブ・ミュージックとして大ブームとなる。
その代表的アーティストの1人が、
ハーフ・パイントだ。
The Rolling Stones – Too Rude
この曲のタイトルは、
ストーンズの方では『Too Rude』。
キースがヴォーカルの曲で、
このアルバムから『A Bigger Bang』までキースのヴォーカル曲が2曲になる。
ドラムはチャーリーではなくて、
ロニーが叩いているんだよね。
バック・ヴォーカルには、
ジミー・クリフが参加している。
以前に『Black and Blue』でカヴァーしたレゲエ、
エリック・ドナルドソンの『Cherry Oh Baby』の時とは随分感じが違う。
ここで聴かれるのは、
かなりエコー&ディレィーの効いたレゲエ・ダブ・サウンド。
これってスティーヴ・リリーホワイトと、
デイヴ・ジャーデンによるものなわけだけど好みは結構分かれるんだろうね。
ボクは、
これはこれで嫌いじゃあない。
そうは言っても、
キースがこういうサウンドをつくるとは…。
リリース当時は、
まあ何とも複雑な気持ちになったものだ。
というわけで…
今回のストーンズがカヴァーした曲は、
アルバム『Dirty Work』の中の1曲。
ハーフ・パイント、
1984年のアルバム『In Fine Style』に収められている『Winsome』。
ストーンズの方は、
タイトルが『Too Rude』。
この曲、
キース2010年のベスト・アルバム『Vintage Vinos』にライヴ・ヴァージョンが入っている。
キレのあるストーンズ・ヴァージョンより、
こちらのダラダラした感じの方が好きかもしれない。
聴き比べると、
結構面白い。
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