Wonderful Christmastime
さて今回のクリスマス・ソングは、
やはりこの曲は登場させておくしかないかなということで。
ポール・マッカートニー1979年のシングル、
『Wonderful Christmastime』だ。
まあ初めてこの曲を聴いた時は、
単純に『???』とか『×』とかそういった感じだったんだけどね。
未だに街のあちこちで、
毎年どこかで流れているのを聴いているとこれも悪くないのかもといつの頃からか思うようになった。
まだこの頃はウイングスが存在していた頃で、
最後のアルバムになった『Back to the Egg』が発売された後5ヵ月遅れでリリースされている。
1980年に出ることになるポールのソロ・アルバム、
『McCartney II』のレコーディング中に吹き込まれたものだ。
あのアルバムにも、
何曲かテクノっぽい感じの曲があるからそういう流れだったんだろう。
このソロ・アルバムは『McCartney』と同じように、
全ての楽器演奏/歌/プロデュース/録音と全てポール自身がやってのけている。
ポールのソロ・シングルとしては、
1971年のアルバム『Ram』からのシングル・カット『Eat At Home』以来のものとなった。
ただ、
PVにはウイングスのメンバーが出演しているんだけどね。
The mood is right
The spirit’s up
We’re here tonight
And that’s enoughSimply having a wonderful Christmastime
Paul McCartney – Wonderful Christmastime
Simply having a wonderful Christmastime
いい感じの雰囲気だね
気分だって上がってる
みんな揃った今夜
もうそれだけで充分さ
ただ楽しもうよステキなクリスマスを
とにかく楽しもうぜ素敵なクリスマスを
という感じかな?
で始まるこの曲。
まあ歌詞の通り、
内容は特にあるわけでもなくただクリスマスを楽しもうよというものになっている。
この翌年、
ウイングスの来日公演はポールの大麻所持で逮捕されて中止になってしまう。
前の日の夜から並んでチケットを手に入れていたボクは
何てことしてんだよ!とかなり憤りを感じていた。
でもそれから11ヵ月経って、
それとは比較にならない憤りを感じることになる。
1980年の明日、
日本時間では12月9日午後1時15分のことだ。
これこそ本当に、
何てことしてくれたんだ!だった。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
ポール・マッカートニー。
1979年リリース、
『Wonderful Christmastime』をお届けしました。
最初にこの曲を聴いた時は、
あれあれこれは酷いぞと思ったんだけれど。
嫌でも毎年あちこちで聴かされているうちに、
おやおやそうでもないぞこれも悪くないぞとなっていった曲。
ポールならもっと違う曲をいくらでもつくれそうだけどね、
これ以外にオリジナルを唄っているものは確かなかったはず。
ビートルズのクリスマス・アルバムで、
ちょろっと出てくるものがあるけどあれは良いんだよな。
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