ヨーゼフ・ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調

haydn-symphony-no94

16曲目4枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
16曲目はヨーゼフ・ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調 Hob.I:94

ハイドンは100曲以上の交響曲を作曲していて、
この94番はいわゆる第一期『ロンドン交響曲』の中の1曲で1791年の作曲。

ハイドンが楽長として仕えていたエステルハージ家から離れウィーンに移った際に、
自らの演奏会のためにロンドンに招聘したのがヨハン・ペーター・ザロモン。

その時につくった93番から104番までの交響曲の1つで、
別名『ザロモン交響曲』とか『ザロモン・セット』などと呼ばれることもある。

愛称である『驚愕』は、
ハイドンが名付けたのではない。

第二楽章の主題をピアニシモで一通り続けた後、
不意打ちのようなフォルテシモの音に由来しているわけでまあ納得の愛称だね。

誰の何て言う曲か?は覚えていなくても、
この冒頭の部分は多くの人が知っているはずだ。

小学校の音楽の授業で聴いたような気がするけど、
記憶は曖昧だ。

曲の構成

曲の構成は、
こんな感じ。

第1楽章
 アダージョヴィヴァーチェ アッサイ
 ト長調
 3/4拍子の序奏と6/8拍子
 ソナタ形式
 (提示部反復指定あり)
第2楽章
 アンダンテ
 ハ長調
 2/4拍子
 変奏曲形式
 (主題と4つの変奏)
第3楽章
 メヌエットーアレグロ モルト
 ト長調
 3/4拍子
 3部形式
第4楽章
 フィナーレ-アレグロ ディ モルト
 ト長調
 2/4拍子
 ロンドソナタ形式

トマス・ビーチャム(1951年)

Thomas Beecham-
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1951年

指揮:トマス・ビーチャム指揮
演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

トマス・ビーチャム(1957年)

Thomas Beecham-
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1957年

指揮:トマス・ビーチャム指揮
演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

カルロ・マリア・ジュリーニ

Carlo Maria Giulini –
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1958年

指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
演奏:フィルハーモニア管弦楽団

カール・リヒター

Karl Richter-
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1961年

指揮:カール・リヒター
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

オイゲン・ヨッフム

Eugen Jochum-
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1973年

指揮:オイゲン・ヨッフム、
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

ジャケット写真は出てないが、
4枚以外に更に挙げられている2枚のうちの1枚。

ヨ―ゼフ・クリップス

Josef Krips-
Haydon:
Symphony No.93 in D Major,Hob. I:93

1957年

指揮:ヨーゼフ・クリップス、
演奏:ウィーン・フィルハーモニア管弦楽団。

ジャケットの写真は出てないが、
4枚以外に更に挙げられている2枚のうちのもう1枚。

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

16曲目は、
ヨーゼフ・ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調をお届けしました。

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