Paul Desmond – You Go To My Head

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You Go To My Head

そしていつものように小さな音で古いジャズがかかっていた。
ポール・デズモンドがアルトサックスを吹いていた。
そういえば最初にこの店に来たときデイヴ・ブルーベック・カルテットがかかっていて、
そこでもデズモンドがソロを吹いていた。
「ユー・ゴー・トゥー・マイ・ヘッド」と私は独り言を言った。
女性がマフィンを温めながら、
顔を上げて私を見た。
「ポール・デズモンド」と私は言った。
「この音楽のこと?」
「そう」と私は言った。
「ギターはジム・ホール」
「ジャズのことは私、
 あまりよく知らないんです」と彼女は少し申し訳なさそうに言った。
そして壁のスピーカーを指さした。
「優先のジャズ・チャンネルをそのまま流しているだけだから」
私は肯いた。
まあ、
そんなところだろう。
ポール・デズモンドのサウンドを愛好するには彼女は若すぎる。
私は運ばれてきた温かいブルーベリー・マフィンをちぎって一口食べ、
温かいコーヒーを飲んだ。
素敵な音楽だ。
白い雪を眺めながら聴くポール・デズモンド。

街とその不確かな壁

You Go To My Head

ジョン・フレデリック・クーツ作曲、
ヘイヴン・ガレスピー作詞の1938年の曲だ。

You go to my head
and you linger like a haunting refrain
and I find you spinning ‘round in my brain
like the bubbles in a glass of champagne…

You Go To My Head

忘れられないあなた
いつまでも消えないリフレインのように
頭の中でぐるぐると回っている
シャンペン・グラスの泡のように…

最初のレコーディングはラリークリントンのオーケストラ、
ビー・ウェインのヴォーカル。

Paul Desmond – You Go To My Head

ポール・デズモンドとジム・ホールの演奏となると、
1959年のアルバムFirst Place Again! から。

【街とその不確かな壁】で流れる他の音たちはこちら!

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