The Beatles – Meet The Beatles!

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With the → Meet the Beatles

しかしこの彼らにとってのセカンド・アルバムは、英国ではヒット・チャートの一位となり、実に二十一週間の長きにわたってそのポジションを守り続けた(アメリカでのこのアルバムは、英国盤とは内容をいくらか変えられ、タイトルも「ミート・ザ・ビートルズ」と変更されているが、ジャケット・デザインはほぼ同じだ。

―村上春樹,一人称単数,ウィズ・ザ・ビートルズ,P80

ビートルズのアルバムに限らず、
英国盤とアメリカ盤では内容やタイトルが違うのはこの頃はよくあった話。

統一されるのは、
8作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』まで待たないとならない。

ストーンズにしても、
フーにしてもやはり同じようなことになっている。

ここに出てくる英国盤『ウィズ・ザ・ビートルズ』と、
アメリカ盤『ミート・ザ・ビートルズ』では確かに内容が違う。

以前にも出てきたけど『ウィズ・ザ・ビートルズ』はこう。

A1 It Won’t Be Long
A2 All I’ve Got To Do
A3 All My Loving
A4 Don’t Bother Me
A5 Little Child
A6 Till There Was You
A7 Please Mister Postman
B1 Roll Over Beethoven
B2 Hold Me Tight
B3 You Really Got A Hold On Me
B4 I Wanna Be Your Man
B5 Devil In Her Heart
B6 Not A Second Time
B7 Money (That’s What I Want)

そして、
アメリカ盤の『ミート・ザ・ビートルズ』はこんな感じ。

A1 I Want To Hold Your Hand
A2 I Saw Her Standing There
A3 This Boy
A4 It Won’t Be Long
A5 All I’ve Got To Do
A6 All My Loving
B1 Don’t Bother Me
B2 Little Child
B3 Till There Was You
B4 Hold Me Tight
B5 I Wanna Be Your Man
B6 Not A Second Time

アメリカはヒット曲はアルバムに入れる、
曲数は12曲という慣例があったみたいだ。

The Beatles – Meet The Beatles!

ジャケット・デザインは同じ写真が使われているが、
こちらの方は青みがかった色になっている。

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