間違えてレコードを購入してしまった『ブラームス』と『マーラー』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『カンガルー通信』に登場するのはブラームスとマーラー。どちらかのレコードをどちらかと間違えて購入したという馬鹿げた話、曲名は特に何も出てこないのだけれど、何となく交響曲第1番が思い浮かんだので。

彼女の好きな『蛍の光』よりも『僕』が好きな『峠の我が家』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、『Home on the Range』。アメリカ民謡でカンザス州の州歌。多くの人がこの曲を唄っているけど、今回はトーリ・エイモスのステキなバージョンを。

彼女が大好きだという『蛍の光』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、『それほど悪くないピアノ・トリオ』が23時55分に演奏を始める『Auld Lang Syne(蛍の光)』。彼女はこの曲が『大』が付く程好きなんだそうだ。

それほど悪くないピアノ・トリオの『誰も思い出せないくらい古い曲』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、『それほど悪くないピアノ・トリオ』が奏でる誰も思い出せないくらい古い曲。『昔あなたに似た人を殺したことがあるの』という女性との会話のバックで流れる曲だ。

映画『この愛にすべてを』でフランがジョーにリクエストした『But Not for Me』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、『But not for me』だ。色々な人が取り上げているスタンダード・ナンバー。今回はサムクックのバージョンとビリー・ホリデイのバージョンを聴こう。

朝の四時に大音量で聴くことをやめた『ドアーズのLP』

村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは『The Doors』。もし知覚の扉が浄化されるならば、全ての物は人間にとってありのままに現れ、無限に見える。彼らは既知と未知の世界の境目の扉になれたのだろうか?

『ニューヨーク炭鉱の悲劇』のエピグラフに引用されている『ビージーズの曲』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、ビージーズの『New York Mining Disaster 1941』。1941年にニューヨーク炭鉱で悲劇なんて起こってやしないし炭鉱自体無いけど。

Roy Orbison – In Dreams

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『貧乏な叔母さんの話』に登場する『砂糖を入れ過ぎたコーヒーのような甘ったるいポップソング』。甘ったるい曲も、何かのきっかけで全く違うイメージになることだってある。例えばこの曲はまさにそれなのだ。

Santana – Soul Sacrifice

村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』に登場するサンタナのコピー・バンド。いったい何を演奏していたのか?はわからないけれど、ボクが唯一印象に残っているサンタナの曲はウッドストックの『Soul Sacrifice』だ。これはなかなか素晴らしい。

Sonny Rollins – On A Slow Boat To China

村上春樹初の短編集『中国行きのスロウ・ボート』、タイトルはソニー・ロリンズの演奏で有名な『On A Slow Boat To China』から取ったそうだ。この演奏と曲が大好きだからでそれ以外にはあまり意味はないらしい。というわけで聴こう。
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