Miles Davis – Blue Xmas(To Whom It May Concern)

Blue Xmas

さて今回のクリスマス・ソングは、
Blue Xmas』。

ブルー・クリスマスといっても、
エルビス・プレスリーの『Blue Christmas』ではない。

『Christmas』ではなくて、
『Xmas』となっているところがミソだ。

だから、
これはマイルス・デイヴィスの『Blue Xmas(To Whom It May Concern)』なのだ。

1962年にリリースされたコンピ・アルバム、
『Jingle Bell Jazz』に入っている。

このアルバムはその頃コロンビア・レーベルで最も人気のあるアーティストたちによって、
1959~1962年にレコーディングされたクリスマス・ソングのジャズ・バージョンのコレクション。

多くがスタンダード曲なんだけど、
これは違う。

そのアルバムの最後を飾るのが、
ここで唄っているボブ・ドローとマイルス・デイヴィスがつくったこの曲なのだ。

マイルス・デイヴィスがボブ・ドローに、
何かクリスマスの曲を書いてくれということでできあがった曲らしい。

この曲は1967年のマイルスのアルバム、
『Facets』にも収録されている。

こちらは、
彼の5つのセッションを寄せ集めたもの。

ところでこの曲を演奏しているのは、
こんな感じ。

Bass – Paul Chambers
Bongos – William Correa
Drums – Jimmy Cobb
Tenor Saxophone – Wayne Shorter
Trombone – Frank Rehak
Trumpet – Miles Davis
Vocals – Bob Dorough

Merry Christmas
I hope you have a white one, but for me, it’s blue
Blue Christmas, that’s the way you see it when you’re feeling blue
Blue Xmas, when you’re blue at Christmastime you see right through
All the waste, all the sham, all the haste
And plain old bad taste

Miles Davis – Blue Christmas

メリー・クリスマス
キミがホワイト・クリスマスだといいな
まあボクにとってはブルーなんだけど
ブルー・クリスマス
落ち込んでいる時にはそう考えちまう
ブルー・クリスマス
クリスマスがブルーだったら透けて見えるぜ
みんな無駄だし
全てが偽物
どれも軽率
全くもって悪趣味だぜ

みたいな感じで始まるこの曲、
結構悪くない。

タイトルにある『To Whom It May Concern』って
『関係各位』って感じなのかな?

まあ、
なかなか洒落た曲に仕上がっている

というわけで…

今回のクリスマス・ソングは、
マイルス・デイヴィスの『Blue Xmas(To Whom It May Concern)』。

1962年にリリースされたコンピ・アルバム、
『Jingle Bell Jazz』に入っている曲をお届けしました。

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