モーツァルト – ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478

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【ダンス・ダンス・ダンス】の中のモーツァルト

ディック・ノースは空のビール缶と皿を下げた。
そしてモーツァルトの室内楽を掛けた。

ダンス・ダンス・ダンス

アメはユキと二人で家庭的な話をしたいと言い、
ディック・ノースと僕を海岸へと追い出す。

その間もモーツァルトの室内楽が流れていたのかどうか?
は定かではない。

少なくともビーチからランサーでコテージの戻った時には、
音楽の話は出てこない。

まあレコードは片面で1時間ももたないし、
アメもユキもそれを裏返すことはまずないだろうし。

ピアノ四重奏曲

これまた範囲が広い、
モーツァルトの室内楽。

ならば今回は、
ピアノ四重奏曲にしよう。

ピアノ四重奏曲は、
ピアノ三重奏(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ)にヴィオラを加えたもの。

モーツァルトは、
ピアノ四重奏曲を2曲作っている。

2曲しかつくっていない、
という方が良いのかな。

元々1785年モーツァルトは、
ウィーンの楽譜出版業者ホフマイスター社から3曲のピアノ四重奏曲の作曲依頼を受けているからね。

でも、
最初の1曲を出版した時点でホフマイスター社から一般大衆には難解すぎて売れないと言われてしまう。

そこでモーツァルトのはこの契約を解除して、
2番はアルタリアから出版されそれでおしまい。

ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478

それでその最初の1曲が、
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478。

少ないながらついつい選んでしまう、
モーツァルトの短調。

Klavierquartette Nr.1 G-moll, KV478
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478

第1楽章 Allegro
第2楽章 Andante
第3楽章 Rondo. Allegro

クリフォード・カーゾンア/マデウス弦楽四重奏団のメンバー

それで演奏は、
ピアノがクリフォード・カーゾン。

そして、
アマデウス弦楽四重奏団のメンバー。

ヴァイオリンは、
ピーター・シドロフチェロ。

ヴィオラが、
がノルベルト・ブレイニン。

チェロが、
マーティン・ロヴェット。

吹き込まれたのは、
1952年。

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