ペルコレージ 「スターバト・マーテル」

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Giovanni Battista : Pergolesi Stabat Mater

村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
40)はペルコレージ 「スターバト・マーテル」。

曲の構成

この曲は、
12曲で構成されている。

ペルコレージ 「スターバト・マーテル」

第01曲 悲しむ聖母がたたずんでおられた(Stabat Mater dolorosa)
第02曲 聖母の魂を剣が刺し貫いていた(Cuius animam gementem)
第03曲 おお なんという悲しみと傷つき方だろう(O quam tristis et afflicta)
第04曲 聖母は悲しみ苦しまれていた(Quae moerebat et dolebat)
第05曲 涙しない者がいるだろうか(Quis est homo)
第06曲 愛する御子が息絶えるのを見ておられた(Vidit suum dulcem natum)
第07曲 ああ 愛の泉である聖母よ(Eia Mater fons amoris)
第08曲 わたしの心を燃え立たせてください(Fac ut ardeat cor meum)
第09曲 聖母よ お願いします(Sancta Mater, istud agas)
第10曲 キリストの受難の道を歩ませてください(Fac ut portem Christi mortem)
第11曲 地獄の火と炎からお守りください(In flammatus et accensus)
第12曲 この体が死を迎える時(Quando corpus morietur)

ペルコレージ 「スターバト・マーテル」 5枚のレコード

ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。

ペルコレージ 「スターバト・マーテル」 5枚のレコード

・マリオ・ロッシ(Mario Rossi)
 /ウィーン国立歌劇場管弦楽団(Wiener Staatsoper Orchester)
 /テレサ・シュティッヒ=​ランダル(Teresa Stich-Randall)
 /エリザベート・ヘンゲン(Elisabeth Höngen)1955年
・ロリン・マゼール(Lorin Maazel)
 /ベルリン放送交響楽団(Berlin Radio Symphony Orchestra)
 /イヴリン・リア―(Evelyn Lear)
 /クリスタ・ルードヴィッヒ(Christa Ludwig)1963年
・クラウディオ・シモーネ(Claudio Scimone)
 /イ・ソリステ・ヴェネッティ(I Solisti Veneti)
 /イレアナ・コトルバス(Ileana Cotrubaş)
 /ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(Lucia Valentini-Terrani)1978年
・エットーレ・グラチス(Ettore Gracis)
 /ナポリ・スカルラティ管弦楽団(Orchestra da camera Alessandro Scarlatti)
 /ミレッラ・フレーニ(Mirella Freni)
 /テレサ・ベルガンザ(Teresa Berganza)1972年
・クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)
 /ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)
 /マーガレット・マーシャル(Margaret Marshal)
 /ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(Lucia Valentini-Terrani)1985年

マリオ・ロッシ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団

1枚目はマリオ・ロッシ指揮、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団。

ソプラノはテレサ・シュティッヒ=​ランダル、
アルトはエリザベート・ヘンゲン。

ロリン・マゼール/ベルリン放送交響楽団

2枚目はロリン・マゼール指揮、
ベルリン放送交響楽団。

ソプラノはイヴリン・リア―、
アルトはクリスタ・ルードヴィッヒ。

残念ながら、
音は見つからず。

クラウディオ・シモーネ/イ・ソリステ・ヴェネッティ

3枚目はクラウディオ・シモーネ指揮、
イ・ソリステ・ヴェネッティ。

ソプラノはイレアナ・コトルバス、
アルトはルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ

エットーレ・グラチス/ナポリ・スカルラティ管弦楽団

4枚目はエットーレ・グラチス指揮、
ナポリ・スカルラティ管弦楽団。

ソプラノはミレッラ・フレーニ、
アルトはテレサ・ベルガンザ。

クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団

5枚目は指揮クラウディオ・アバド、
ロンドン交響楽団。

ソプラノはマーガレット・マーシャル、
アルトはルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ

おまけ

さて、
ペルコレージ 「スターバト・マーテル」。

スターバト・マーテル自体は、
既にプーランクのものが出てきている。

26歳という若さで亡くなってしまうペルコレージが、
当時は不治の病だった結核の療養中に書いたものだ。

元々この曲はナポリ貴族たちが組織した『悲しみの聖母騎士団』が、
毎年ナポリの教会でおこなう演奏会の為にペルゴレージに作曲を委嘱したもの。

ペルゴレージは病をおして何とか曲を完成させ、
それから間もなくして亡くなってしまう。

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