Benny Spellman – Fortune Teller
December 10, 1966 US 1st Live Album
A1:Under My Thumb
A2:Get Off Of My Cloud
A3:Lady Jane
A4:Not Fade Away
A5:I’ve Been Loving You Too Long
A6:Fortune Teller
B1:The Last Time
B2:19th Nervous Breakdown
B3:Time Is On My Side
B4:I’m Alright
B5:Have You Seen Your Mother Baby, Standing in the Shadow?
B6: (I Can’t Get No) Satisfaction
さて、
ストーンズ『Got Live If You Want It!』の中でカヴァーしている曲。
今回は、
ベニー・スペルマンが唄った1962年の『Fortune Teller』。
曲をつくったのは、
アラン・トゥーサン。
クレジットは『Naomi Neville』になっているけど、
これは母親の旧姓だ。
この曲、
実はシングルのB面。
A面は、
同じナオミ・ネヴィル(アラン・トゥーサン)の『Lipstick Traces (on a Cigarette)』。
まあこちらの曲をストーンズがカヴァーしなかったのは聴けばそうだなとは思うけど、
やったらやったで案外面白かったかもしれない。
The Rolling Stones – Fortune Teller
それで、
ストーンズのこの曲のカヴァーの最初は実はコンピレーション・アルバムに入っている。
BBCのラジオ番組『Saturday Club』で流れた曲の寄せ集めで、
1964年リリースのアルバムでタイトルはそのまま『Saturday Club』。
元々はイギリスでの2枚目のシングル用に録音されていたんだけど、
それがキャンセルになった音源。
その後、
この『Got Live If You Want It!』で登場したというわけだね。
更に、
1972年の『More Hot Rocks (Big Hits & Fazed Cookies)』にも入っている。
他のカヴァー
ストーンズ以外のカヴァーで、
聴いておきたいのがこの2曲。
1つはザ・フーのカヴァーで、
ライヴで結構演っていたけど今回はスタジオのやつ。
『Who Sell Out: Super Deluxe Edition (5CD+7インチレコード×2)』の中のDisc4、
『THE 1968 RECORDINGS (‘THE ROAD TO TOMMY’)』に入っているやつ。
そしてもう1曲が、
ロバート・プラントがアリソン・クラウスと共演した 2007年のアルバム『Raising San』から。
どちらもオリジナルとは随分違うけど、
それぞれ良い感じだ。
というわけで…
ストーンズ『Got Live If You Want It!』の中でカヴァーしている曲、
今回はナオミ・ネヴィルことアラン・トゥーサンの作品。
ベニー・スペルマンが唄った、
1962年の『Fortune Teller』。
オリジナルとストーンズのカヴァー、
おまけでザ・フーとロバート・プラント/アリソン・クラウス。
ところで、
ナオミ・ネヴィルの『Naomi』。
日本語の名前みたいだけど、
英語圏でも意外に多い名前だよね。
例えばデヴィッド・リンチ監督の『Mulholland Drive』主役のナオミ・ワッツとか、
昔TBCのCMにも出ていたモデルのナオミ・キャンベルとかは有名。
実はこの『Naomi』とうのは 、
旧約聖書ルツ記に登場するルツの姑の名前でもある。
このヘブライ語の『Ruth』を英語表記にすると、
この『Naomi』となるのだ。
ただ、
発音は『ナオミ』ではない。
発音方法をローマ字にすると、
確か『neiOUmi』とか『neiAmi』となるはず。
要は『ネイオウミ』、
って感じで良いのかな?
意味は、
『幸せ』とか『和み』。
初めてこの話を聞いた時は、
ちょっと『へ~』だったもので。
コメントしてみる お気軽にどうぞ!