グリーグ 「ペール・ギュント」

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Edvard Grieg : Peer Gynt

村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
71)はグリーグ 「ペール・ギュント」。

曲の構成

この曲は、
作品23と作品46・55がある。

作品23は、
全部で27曲(ヨハン・ハルヴォルセンがグリーグのピアノ曲を編曲した追加曲を入れると28曲)。

グリーグ 「ペール・ギュント」作品23

第1幕
 ・婚礼の場で
 ・語り
 ・ハリング舞曲
 ・跳躍舞曲
第2幕
 ・花嫁の略奪とイングリッドの嘆き
 ・語り
 ・ペール・ギュントと山羊追いの女たち
 ・ペール・ギュントと緑衣の女
 ・ペール・ギュント「育ちのよさは馬具見りゃわかる」
 ・ドヴレ山の魔王の広間にて
 ・ドヴレ山の魔王の娘の踊り
 ・ペール・ギュントはトロルに追い回される
 ・ペール・ギュントとベイグ
第3幕
 ・前奏曲
 ・オーセの死
第4幕
 ・朝のすがすがしさ
 ・盗賊と密売者
 ・アラビアの踊り
 ・アニトラの踊り
 ・ペール・ギュントの語り
 ・ペール・ギュントのセレナード
 ・ペール・ギュントとアニトラ
 ・ソルヴェイグの歌
 ・メムノン像の前のペール・ギュント
第5幕
 ・ペール・ギュントの帰郷、海の嵐の夕方
 ・難破
 ・小屋でソルヴェイグが歌っている
 ・語り
 ・夜の情景
 ・語り
 ・ペンテコステの賛美歌「祝福の朝なり」 
 ・語り
 ・ソルヴェイグの子守唄

作品46・55は、
それぞれ4曲で構成されている。

グリーグ 「ペール・ギュント」作品46

第1曲 朝
第2曲 オーセの死
第3曲 アニトラの踊り
第4曲 山の魔王の宮殿にて

グリーグ 「ペール・ギュント」作品55

第1曲 イングリッドの嘆き
第2曲 アラビアの踊り
第3曲 ペール・ギュントの帰郷
第4曲 ソルヴェイグの歌

グリーグ 「ペール・ギュント」 5枚のレコード

ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。

グリーグ 「ペール・ギュント」 5枚のレコード

・トマス・ビーチャム(Thomas Beecham)
 /ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)
 /イルゼ・ホルヴェーグ(Ilse Hollweg)1956年
・ジョン・バルビローリ(John Barbirolli)
 /ハレ管弦楽団(Hallé Orchestra)
 /シーラ・アームストロング(Sheila Armstrong)1969年
・エド・デ・ワールト(Edo de Waart)
 /サンフランシスコ交響楽団(San Francisco Symphony Orchestra)
 /エリー・アメリング(Elly Ameling)1962年
・ヴァ―ツラフ・ノイマン(Václav Neumann)
 /ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Leipzig Gewandhaus Orchestra)
 /アデーレ・シュトルテ(Adele Stolte)1967年
・ウォルター・サスキンド (Walter Süsskind)
 /フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)1957年

トマス・ビーチャム/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/イルゼ・ホルヴェーグ

1枚目はトマス・ビーチャム指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。

ソプラノは、
イルゼ・ホルヴェーグ。

ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団/シーラ・アームストロング

2枚目はジョン・バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団。

ソプラノは、
シーラ・アームストロング。

残念ながら、
音は見つからず。

エド・デ・ワールト/サンフランシスコ交響楽団/エリー・アメリング

3枚目はエド・デ・ワールト指揮、
サンフランシスコ交響楽団。

ソプラノは、
エリー・アメリング。

ヴァ―ツラフ・ノイマン/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/アデーレ・シュトルテ

4枚目はヴァ―ツラフ・ノイマン指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。

ソプラノは、
アデーレ・シュトルテ。

プラハ交響楽団のはあるけど、
こちらは音が見つからず。

ウォルター・サスキンド /フィルハーモニア管弦楽団

5枚目はウォルター・サスキンド指揮、
フィルハーモニア管弦楽団。

おまけ

さて、
今回はグリーグ 「ペール・ギュント」。

1874年にノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが、
グリーグに『ペール・ギュント』に音楽を付けてほしいと依頼して出来上がったのがこの曲。

完成したのが1875年で、
初演は1876年。

グリーグは再演のたびに改訂を行っていて、
1885年・1887年-1888年・1890年-1891年・1901年-1902年と改訂している。

第1組曲作品46は、
1891年に編曲されている。

第2組曲作品55の方は、
1892年に編曲され翌1893年に改訂されている。

この中の『山の魔王の宮殿にて』と『朝』は、
レインボウ1995年のアルバム『Stranger in Us All』で出てくる。

あとELO1973年のアルバム『On the Third Day』でも、
この曲が使われている。

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