ショパンのバラード
村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち5曲目。
今回はショパン:
バラード第3番 変イ長調 作品47。
ショパンのバラードは、
全部で4曲ある。
バラード第1番ト短調 作品23
バラード第2番ヘ長調 作品38
バラード第3番 変イ長調 作品47
バラード第4番ヘ短調 作品52
これはその中の、
文字通り3曲目。
2番はヘ長調で始まるけど、
最終的にはイ短調で終わる
この曲が、
唯一長調で締め括る優雅で穏やかな作品となっている。
この『バラード』という言葉、
ショパンがピアノ作品に初めて用いた名称って言われている。
ポーランドの詩人、
アダム・ミツキェヴィチのバラッドにインスピレーションを得たという話もある。
まあ、
そのあたりはどうでも良いかな。
それでこの3番は1840-41年に作曲されて、
翌年の1842年に出版された曲。
献呈は、
ポリーヌ・ドゥ・ノアイユ嬢。
ここでは、
6枚のレコードが紹介されている。
スヴャトスラフ・リヒテル
Sviatoslav Richter-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1963年
ピアノ:スヴャトスラフ・リヒテル
一緒に語られている、
カーネギー・ホールのライヴも一緒に。
アルトゥール・ルービンシュタイン
Arthur Rubinstein-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1963年
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
フリードリヒ・グルダ
Friedrich Gulda-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1955年
ピアノ:フリードリヒ・グルダ
ヴィトルト・マルクジンスキー
Witold Małcużyński-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1963年
ピアノ:ヴィトルト・マルクジンスキー
ヴラド・ペルルミュテール
Vlad Perlemutter-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1974年
ピアノ:ヴラド・ペルルミュテール
タマーシュ・ヴァ―シャリ
Tamás Vásáry-
Copin:
Ballade No.3 In A Flat, Op.47
1965年
ピアノ:タマーシュ・ヴァ―シャリ
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
5曲目の今回は、
ショパン:バラード第3番 変イ長調 作品47をお届けしました。
おまけ
♫ Copin:Ballade No.3 In A Flat, Op.47 ♫
Vladimir Horowitz
そういえば、
本文中にヴァ―シャリの演奏についてから突然ホロヴィッツが出てくる。
なので、
おまけにそちらも。
コメントしてみる お気軽にどうぞ!