Haruki Murakami

グールドを聴くのにあきるとかける『ビング・クロスビーのホワイト・クリスマス』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』に登場するのは、ビング・クロスビーの『ホワイト・クリスマス』。この曲を聴くともう今ではベトナム戦争の時の『フリークエント・ウインド作戦』を思い出してしまうのだ。

三十八枚も持っている『グレン・グールドのレコード』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』に登場するのはグレン・グールド。彼が残したデビューの1956年盤と晩年1981年盤のバッハの『ゴルトベルク変奏曲』。これを聴き比べられるなんてありがたいことだ。

『僕』が気に入っている『ジミー・ヌーンの古いレコード』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『土の中の彼女の小さな犬』に登場するのは、ジミー・ヌーン。ニューオリンズ・ジャズの代表的なクラリネット奏者の1人。古いレコードが何か?はわからないしあまり聴いたこともないので取り敢えずこの曲を。

ラジオから聴こえてきたスリー・ドッグ・ナイトの『ママ・トールド・ミー』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『午後の最後の芝生』に登場するのは、ランディ・ニューマンが元々はエリック・バートンの為に書いた曲『Mama Told Me Not to Come』。ここではスリー・ドッグ・ナイトのバージョンだ。

カー・ラジオから流れていた『クリーデンス』とか『グランド・ファンク』とか

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『午後の最後の芝生』に登場するのは、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルとグランド・ファンク・レイルロード。それぞれのバンドの何という曲がここでは流れていたんだろう?正解はないが例えば…。

一人でいる時は『ロックンロール』ばかり聴いていた

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『午後の最後の芝生』に登場するのは『ロックンロール』。今回はジョン・レノンが『Come Together』で訴えられそうになったという元曲『You Can't Catch Me』を聴いてみよう。

『ライト・マイ・ファイア』と『ロング・アンド・ワインディング・ロード』の時代

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『午後の最後の芝生』に登場するのは、ドアーズの『Light My Fire』と、ビートルズの『The Long And Winding Road』だ。2曲の間には、3年という月日の隔たりがある。

カセット・テープに吹き込む『口笛――「ボギー大佐のマーチ」八小節』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『カンガルー通信』に登場するのは『ボギー大佐のマーチ』。ケネス・ジョゼフ・アルフォードが1914年に作曲した行進曲で、映画『戦場に架ける橋』の中では、この曲を編曲した『クワイ河マーチ』が流れる。

間違えてレコードを購入してしまった『ブラームス』と『マーラー』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『カンガルー通信』に登場するのはブラームスとマーラー。どちらかのレコードをどちらかと間違えて購入したという馬鹿げた話、曲名は特に何も出てこないのだけれど、何となく交響曲第1番が思い浮かんだので。

彼女の好きな『蛍の光』よりも『僕』が好きな『峠の我が家』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『ニューヨーク炭鉱の悲劇』に登場するのは、『Home on the Range』。アメリカ民謡でカンザス州の州歌。多くの人がこの曲を唄っているけど、今回はトーリ・エイモスのステキなバージョンを。
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