一人称単数

モーツァルトの交響曲

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、『モーツァルトの交響曲』。数あるモーツアルトの交響曲の中で最初に出てきたのは『交響曲第40番ト短調K.550』。小林秀雄『モオツァルト』の冒頭に出てくる文章を思い出す。

John Coltrane – My Favorite Things

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは『マイ・フェイバリット・シングズ』。オリジナルは映画『サウンド・オブ・ミュージック』でジュリー・アンドリュースが唄ったもの。ここでは『あの魔術的な』ジョン・コルトレーン。

A Summer Place/Edelweiss/Moon River

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、夏の日の恋/エーデルワイス/ムーン・リヴァーの3曲。既にこれまでに出てきている曲だね。よく考えたら(考えなくても)どれも映画音楽なわけで、当然何度も聴いたことがある曲。

The Sound Of Music

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のサウンドトラック盤。元々は作曲家リチャード・ロジャースと作詞家オスカー・ハマースタイン2世のコンビの1959年のミュージカルが基。

ビートルズがかかっていない時にかかっていた音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、ストーンズ、バーズ、テンプテーションズ、ライチャス・ブラザーズ、ビーチ・ボーイズ、ダイアナ・ロスとシュプリームズといった1965年の全米ヒットチャート1位の曲たちだ。

ビートルズの音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、『アイ・フィール・ファイン』、『エイト・デイズ・ア・ウィーク』、『涙の乗車券』、『ヘルプ』、『イエスタデイ』といずれも1965年の全米ヒットチャートのトップに輝いた曲。

中産階級的な音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは『中産階級的な音楽』。マントヴァーニ楽団、パーシー・フェイス楽団、ロジャー・ウィリアムズ、アンディー・ウィリアムズ、ナット・キング・コールなどなど。エレベーター音楽だね。

The Beatles – Meet The Beatles!

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのはアメリカ盤『ミート・ザ・ビートルズ』。ジャケット・デザインは同じ写真が使われているが、こちらの方は青みがかった色になっている。曲もシングル曲が入れられ12曲になっている。

The Marvelettes – Please Mr. Postman / Chuck Berry – Roll Over Beethoven

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのはマーヴェレッツの『プリーズ・ミスター・ポストマン』と、チャック・ベリーの『ロール・オーヴァー・ベートーヴェン』。このカヴァーの出来は見事ということだけどオリジナルも良い。

The Beatles – Please Please Me

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるビートルズの1stアルバム『『プリーズ・プリーズ・ミー』。2ndの『ウィズ・ザ・ビートルズ』よりも瑞々しさという点でまさっているとでてくるけれど、どっちが?視点はいらないな。
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