42曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
42曲目はブロッホ:「シェロモ チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲」。
このタイトルの『シェロモ』は、
旧約聖書『列王記』に登場する古代イスラエル王ソロモンをヘブライ語にして読み易くしたもの。
ブロッホの友人のチェリストであるアレキサンダー・バルヤンスキーの妻、
カサリンが制作したソロモン像から着想を得てつくられたようだ。
作曲されたのは1915~16年、
初演は1917年。
チェロの独奏がソロモンを表現していて、
バックの演奏が周りの状況を表している。
ザラ・ネルソヴァ
Zara Nelsova,
Ernest Ansermet,
London Philharmonic Orchestra-
Bloch:
Schelomo
(Hebraic Rhapsody For
Violoncello And Full Orchestra)
1950年代前半
チェロ:ザラ・ネルソヴァ
指揮:エルネスト・アンセルメ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヤーノシュ・シュタルケル
János Starker,
Zubin Mehta,
Israel Philharmonic Orchestra-
Bloch:
Schelomo
(Hebraic Rhapsody For
Violoncello And Full Orchestra)
1970年
チェロ:ヤーノシュ・シュタルケル
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ジョルジュ・ミケル
Georges Miquelle,
Howard Hanson,
Eastman-Rochester Orchestra-
Bloch:
Schelomo
(Hebraic Rhapsody For
Violoncello And Full Orchestra)
1960年
チェロ:ジョルジュ・ミケル
指揮:ハワード・ハンソン
演奏:イーストマン・ロチェスター管弦楽団
レナード・ローズ
Leonard Rose,
Eugene Ormandy,
Philadelphia Orchestra-
Bloch:
Schelomo
(Hebraic Rhapsody For
Violoncello And Full Orchestra)
1961年
チェロ:レナード・ローズ
指揮:ユージン・オーマンディ
演奏:フィラデルフィア管弦楽団
カップリング、
シューマンの協奏曲に触れられているので一緒に。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
Mstislav Rostropovich,
Leonard Bernstein,
Orchestre national de France-
Bloch:
Schelomo
(Hebraic Rhapsody For
Violoncello And Full Orchestra)
1976年
チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
指揮:レナード・バーンスタイン
演奏:フランス国立管弦楽団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
42曲目は、
ブロッホ:「シェロモ チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲」をお届けしました。
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