とくに出色の出来とは言い難い?
ポールの作った『オール・マイ・ラヴィング』を別にすれば、とくに出色の出来とは言い難い(と僕は思う)。
―村上春樹,一人称単数,ウィズ・ザ・ビートルズ,P80
ウィズ・ザ・ビートルズに入っているオリジナルの中では、
せいぜい『オール・マイ・ラヴィング』くらいしか出色の出来はないというこの意見には賛成しかねる。
人それぞれだからね、
文句を言うつもりは毛頭ない。
ただ賛成しかねるというだけで、
少なくとも『Not A Second Time』も同じくらい良いよという話だ。
ところでこの『オール・マイ・ラヴィング』だけど、
ポールによれば『歌詞を曲よりも先に書いた』最初の曲みたいだ。
概ね評価の高い曲で、
ジョンですら絶賛している。
そのジョンがダコタ・ハウス前で銃撃され搬送先の病院で死亡した際、
タンノイ製のスピーカーから流れていたのはこの曲だったという話がある。
The Beatles – All My Loving
というわけで聴き比べてね、
というわけではないが2曲続けて。
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