J・S・Bach : Solo a Violino senza Basso accompagnato (BWV 1001–1006)
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
3)はヨハン・ゼバスティアン・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001-1006。
曲の構成
3曲ずつのソナタ(BWV番号が奇数)と、
パルティータ(BWV番号が偶数)との合計6曲から成っている。
01 ソナタ第1番ト短調 BWV1001
第1楽章:アダージョ
第2楽章:フーガ
第3楽章:シチリアーナ
第4楽章:プレスト
02 パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
第1楽章:アルマンド・ドゥーブル
第2楽章:クーラント・ドゥーブル・プレスト
第3楽章:サラバンド・ドゥーブル
第4楽章:テンポ・デイ・ブーレ・ドゥーブル
03 ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
第1楽章:グラーベ
第2楽章:フーガ
第3楽章:アンダンテ
第4楽章:アレグロ
04 パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
第1楽章:アルマンド
第2楽章:クーラント
第3楽章:サラバンド
第4楽章:ジーグ
第5楽章:シャコンヌ
05 ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
第1楽章:アダージョ
第2楽章:フーガ(アラ・ブレーベ)
第3楽章:ラルゴ
第4楽章:アレグロ・アッサイ
06 パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
第1楽章:プレリュード
第2楽章:ルール
第3楽章:ガボット
第4楽章:メヌエット1
第5楽章:メヌエット2
第6楽章:ブーレ
J・S・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001–1006 7枚のレコード
ここでは、
(上)・(下)に分かれていて7枚のレコードが紹介されている。
・ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein)1973年
・ユーディ・メニューイン(Yehudi Menuhin)1976年
・ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng)1967年
・ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng)1955年
・アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)1960/1961年
・ヤッシャ・ハイフェッツ(Yasha Heifetz)1963年
・セルジウ・ルカ(Sergiu Luca)1977年
ナタン・ミルシテイン
1枚目は、
ナタン・ミルシテイン。
ユーディ・メニューイン
2枚目は、
ユーディ・メニューイン。
残念ながら、
音は見つからず。
ヘンリク・シェリング
3枚目と4枚目は、
ヘンリク・シェリング。
最初は、
1967年のレコーディング。
もう1枚は、
1955年のもの。
アルテュール・グリュミオー
5枚目は、
アルテュール・グリュミオー。
ヤッシャ・ハイフェッツ
6枚目は、
ヤッシャ・ハイフェッツ。
セルジウ・ルカ
7枚目は、
セルジウ・ルカ。
おまけ
さて、
大曲である。
バッハによる表紙には、
『Sei solo à Violino senza Basso accompagnato. Libro primo da Joh.Seb.Bach ao.1720』とある。
『無伴奏ヴァイオリンのための6曲の独奏曲、第1巻、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作、1720年』、
となるのかな?
第2巻は『無伴奏チェロ組曲』と、
どこかに書かれていたがこちらはバッハ直筆は残っていないからなあ。
この曲集は、
全曲通して聴くと2時間はかかる。
映画1本見るくらいの時間、
ともいえる。
もしかすると面白くもない映画を2時間観るくらいなら、
この曲を何もせずに目を瞑って2時間聴いている方が余程有意義かもしれない。
たった一挺のヴァイオリンでこんな世界を作り上げるなんて、
スゴイというより恐ろしさを感じる。
それにしても紹介されている7枚、
女性のヴァイオリニストは一人も登場しない。
まあ古くて素敵なクラシック・レコードだし、
あまり女性ヴァイオリニストの古いレコードがないからなんだろうか?
なのでおまけの最後に、
レイチェル・ポッジャーを。
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