20 Best Songs About Bicycle

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Daisy Bell

Daisy, Daisy
Give me your answer do
I’m half crazy
All for the love of you
It won’t be a stylish marriage
I can’t afford a carriage
But you’ll look sweet upon the seat
Of a bicycle made for two…

Harry Dacre – Daisy Bell

デイジー
返事を聞かせておくれ
ボクは少しばかりおかしくなっているけど
全てはキミへの愛なんだ
オシャレな結婚式は挙げられないし
馬車も買えそうにないけれど
二人乗りの自転車に乗ったキミは
とっても素敵に見るはずさ…

この曲は、
今から130年も昔々にイギリスのハリー・ダクレが書いた曲。

ダクレ初渡米の際に自転車を持参したが、
これには関税がかけられた。

彼の友人のウィリアム・ジェロームがそれに対して、

It’s lucky you didn’t bring a bicycle built for two,
otherwise you’d have to pay double duty.

って言ったことからこの曲が生まれたらしい。

タイトルは『Daisy Bell』だけど、
歌詞から『Daisy, Daisy』とか『Bicycle Built for Two』って呼ばれたりもする。

今から60年くらい昔、
ベル研究所のコンピュータ『IBM 704』が打ち込みで唄った曲でもある。

コンピュータが初めて歌を唄った、
歴史的な出来事だった。

それから数年後、
スタンリー・キューブリック監督の『2001: A Space Odyssey』の中でこの曲が流れる。

解体直前のコンピュータ『HAL 9000』が、
残された力でこの曲を唄うシーンだね。

映画の原作者アーサー・クラークは、
実はこのIBM704が唄うデモンストレーションを実際に見ている。

それで、
あの映画のシーンが生まれたという話もある。

そして『HAL』は『IBM』の文字をそれぞれ前にずらして命名されたとする説、
H←I A←B L←Mという説もある。

IBMより一歩先行くコンピュータを意味させているってやつだけど、
作者のクラーク本人は機会あるごとにこれを否定している。

最近では、
iPhoneのSiriに向かって『唄って』と話しかけるとこの曲を唄ってくれた。

というわけで、
今回の『Nowhere Playlist』は『Songs About Bicycle』。

Pink Floyd – Bike

I’ve got a bike, you can ride it if you like
It’s got a basket, a bell that rings and
Things to make it look good
I’d give it to you if I could, but I borrowed it

You’re the kind of girl that fits in with my world
I’ll give you anything, everything, if you want thing…

Syd Barrett – Bike

自転車を持っているんだ
もし良かったら乗れるよ
籠が付いているしベルだって鳴るし
それを素敵に見せるものだってあるんだ
できればキミにあげたいけれど借り物なんだ
キミはボクのことをわかってくれる優しいコだから
キミが望むなら何でもしてあげるよ…

ピンク・フロイド
1967年の1stアルバム『The Piper at the Gates of Dawn』のラスト・ナンバー。

もちろん、
曲も歌もシド・バレット

当時のガールフレンド、
ジェニー・スパイアーズのために書かれた曲だ。

この曲、
時々頭の中で鳴り出すことがある。

鳴り出したらすぐには止まらない、
しばらくグルグルと頭の中を駆け巡る。

いわゆる、
ディラン効果とかイヤーワームっていうやつだ。

まあこの曲が流れ続けても、
不快感などないから別に良いのだけれど。

Hawkwind – Silver Machine

I just took a ride in a silver machine
And I’m still feeling mean…

R.Calvert/Sylvia McManus – Silver Machine

銀色の自転車に乗ったところさ
その時銀色の自転車を手に入れた意味がわかったんだ…

ホークウィンド
1972年のシングル。

タイトルで歌詞に出てくる『Silver Machine』は、
銀色の自転車のことだ。

歌詞を書いたロバート・カルバートが、
自分で言っているんだからそうなんだろう。

何でもアルフレッド・ジャリのエッセイが発想の基みたいで、
こんなことを言っている。

‘Silver Machine’ was just to say,
I’ve got a silver bicycle, and nobody got it.

Robert Calvert

シルヴァー・マシーンって曲は
誰も手に入れていない銀色の自転車を手に入れたということを言っているんだ

Tomorrow – My White Bicycle

Riding all around the streets
Four o’clock and they’re all asleep
I’m not tired and it’s so late
Moving fast everything looks great

My white bicycle
My white bicycle…

Keith Hopkins/Ken Burgess – My White Bicycle

通りを走る
4時みんなまだ眠っている
とても遅いけど疲れてなんかないよ
速く動いているもの全てが素晴らしく見えるよ

ボクの白い自転車
ボクの白い自転車…

トゥモロー
1968年のシングル。

彼らの1stアルバムにしてラスト・アルバム、
要は唯一のスタジオ・アルバム『Tomorrow』からの1曲。

この曲はアムステルダムで、
プロヴォが行った『White Bicycle Plan』に触発されたもの。

自動車を締め出して自転車を好きな時に好きな場所で乗って、
好きな場所に乗り捨てても良いシステム。

もちろんうまくいかなかったけれど、
その時は白く塗った自転車台50台ほどが街に置かれたようだ。

このバンドのギターは、
後にイエスに加入するスティーブ・ハウだね。

この曲をアビー・ロード・スタジオでレコーディングしている時、
ビートルズは『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』をレコーディング中。

スタジオに入ったジョン・レノンは、
後に音楽雑誌『Melody Maker』にこの曲を『psychedelic anthem』と評価したそうだ。

Unknown Mortal Orchestra – Bicycle

My bicycle rode so smooth
Under the cars,over the stars
All of you can eat my dust…

Ruban Nielson – Unknown Mortal Orchestra

ボクの自転車はとても乗り心地がスムースなんだ
車の下や星の下
みんなボクには勝てないよ…

アンノウン・モータル・オーケストラ
2011年の『Unknown Mortal Orchestra』からの1曲。

この曲はアルバート・ホフマンの話だ、
というのをどこかで読んだ気がするけどどうだったろう?

アルバート・ホフマンは、
LSDを開発した人。

1943年4月19日は、
彼が0.25ミリグラムのLSDを服用した日。

激しい知覚変化を体験し彼は助手に自宅まで送るように頼み、
自転車に乗って帰路に着く。

だからこの日は、
Bicycle Day』と呼ばれている。

もちろん、
6/3の『World Bicycle Day』とは違う。

Anthony Graziano – Bicycle Day

On April 16th 1943
Imagination struck inside of me
A dream-like state with eyes closed
Pictures, Shapes, and a kaleidoscope’s all I can see…

Anthony Graziano – Bicycle Day

1943年4月16日のこと
私の中で想像が襲った
目を閉じた夢のような状態
絵画に形状に万華鏡全てが見えるんだ…

アンソニー・グラツィアーノ
2018年リリース。

2021年のアルバム、
Noise Floor』にも収録されている。

これぞ、
まさしく直接前出の『Bicycle Day』のことを唄っている曲。

このニューヨーク五大マフィアの1つ、
ボナンノ一家ボス格だったアンソニー・グラツィアーノと同じ名前の彼のことは良く知らない。

ただこの曲、
アレンジも含めてなかなか良いのだ。

Red Hot Chili Peppers – Bicycle Song

How could I forget to mention
the bicycle is a good invention?…

Red Hot Chili Peppers – Bicycle Song

自転車がステキな発明だということを
言い忘れるはずがないさ…

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
2006年の『By the Way』のデジタル・ボーナス・トラック。

レコーディングは、
2003年のGreatest Hits sessions

このセッションで吹き込まれた曲は、
アルバム1枚分くらいはあったみたいだけどその全てはリリースされていない。

そのうち正式にリリースされた中の1曲が、
この曲で。

まあ他の曲もいずれ、
何かの形で出てくるかもしれない。

Fats Domino – Rockin’ Bicycle

Ain’t got a Cadillac or big old De Ville
I’m just a little guy not a big tire wheel
But I can prove my love is true
On my rockin’ bicycle that’s built for two

A. Domino/J. Jessup/P. Maddux – Rockin’ Bicycle


キャデラックや古くて大きなデ・ヴィルはもってないし
大きなタイヤ・ホイールでもなくて小さな男だよ
でもこの愛が真実だってことは証明できるのさ
2人用のロッキン自転車でね…

ファッツ・ドミノ
1961年のシングル『What A Party』のカップリング曲。

歌詞に出てくる『bicycle that’s built for two』、
これってやはりタンデム自転車のことなんだろう。

最近日本でもタンデム自転車の公道走行ができるようになったのは良いことだけど、
2人で漕ぐ分スピードも出るし小回りも効かないので事故が増えないと良いんだけどね。

Tom Waits – Broken Bicycle

Broken bicycles
Old busted chains
With rusted handlebars…

Tom Waits – Broken Bicycle

壊れた自転車
古くて動かないチェーン
錆びたハンドル…

フランシス・フォード・コッポラ監督、
1982年の『One from the Heart』のサントラからの1曲。

トム・ウェイツと、
クリスタル・ゲイル連名のアルバムだね。

最初コッポラ監督は、
この映画の音楽をヴァン・モリソンに依頼したんだけど断られたんだよね。

コッポラの長男にトム・ウェイツの1977年のアルバム『Foreign Affairs』を聴かされて、
トム・ウェイツを起用したという話がある。

このサントラの曲は、
全てトム・ウェイツ

トム・ウェイツクリスタル・ゲイルが、
一緒に唄っている曲は3曲。

この『Broken Bicycle』は、
トム・ウェイツだけが唄っているとても美しい作品だ。

Manuel Johnson – Bicycle Bell

自転車のベルの音はないかなと探していたら、
こんなものを発見した。

マニュエル・ジョンソン
2020年のアルバム『Switch On』に入っている。

このアルバム、
ライターやブラインドやこの自転車のベルといった音がいろいろと出てくる。

ただの効果音のようでもあり、
きちんと意図された音楽のようでもある。

この人がどういう人なのか?
はわからないけどこれはこれでなかなか面白かったりする。

ただ、
あまり同意は得られないかもしれないな。

高田漣-自転車にのって

自転車ののって ベルを鳴らし
あそこの原っぱまで 野球の続きを
そして帰りにゃ 川で足を洗って
自転車にのって おうちへ帰る…

高田渡 – 自転車にのって

オリジナルは高田渡
1973年のデビュー・アルバム『ごあいさつ』に収録されている。

息子の高田漣のカヴァーは、
2015年リリースの『コーヒーブルース~高田渡を歌う~』に入っている。

チリリンリンと やってくるは
自転車乗りの 時間借り
曲乗りなんぞと 生意気に
両の手放した シャレ男
あっち行っちゃ あぶないよ
こっち行っちゃ あぶないよ
それあぶないといってるまに ころがり落っこった

神長瞭月 – ハイカラ節

曲の頭に、
神長瞭月というバイオリン演歌の人の『ハイカラ節』が出てくるんだけどこれがまた良い。

RCサクセション – 自転車三部作

ぼくのうちへおいでよ
ぼくのうちへおいでよ
ぼくが自転車で
駅まで迎えに行くよ…

忌野清志郎 – 去年の今頃

日隈くんは今日から
一人で自転車に乗るのさ…

忌野清志郎 – 日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ

ぼくの自転車のうしろに乗りなよ
二人乗りで 二人乗りで遊びに行こうよ…

忌野清志郎 – ぼくの自転車のうしろに乗りなよ

RCサクセション
1972年の2nd アルバム『楽しい夕に』の最後の3曲。

1曲目は『去年の今頃』、
2曲目は『日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ』。

そして、
3曲目が『ぼくの自転車のうしろに乗りなよ』。

作詞は、
全て忌野清志郎

1曲目の作曲は、
肝沢幅一

2曲目の作曲は、
林小和生・破廉ケンチ

3曲目は、
忌野清志郎だ。

味があるというか、
クセになる3曲だ。

忌野清志郎 – サイクリング・ブルース

風の中に高鳴る胸に
大いなるサイクリング・ブルース…

忌野清志郎 – サイクリング・ブルース

忌野清志郎
2005年の5枚目のアルバム『GOD』の中の1曲。

作詞・作曲は、
忌野清志郎

この曲のタイトルと同じ、
2006年に出版された自転車愛入門書がある。

自転車はブルースだ。
クルマや観光バスではわからない。
走る道すべてにブルースがあふれている。…

忌野清志郎 – サイクリング・ブルース

ユニコーン – 自転車泥棒

髪を切りすぎた君は 僕に八つ当たり
今は思い出の中で しかめつらしてるよ
膝をすりむいて泣いた振りをして逃げた
とても暑過ぎた夏の 
君は自転車泥棒 君は自転車泥棒…

手島いさむ – 自転車泥棒

ユニコーン
1990年の4枚目のアルバム『ケダモノの嵐』からの1曲。

曲は、
手島いさむの作詞・作曲。

歌詞がね、
なんだか懐かしい感じでとても良いのだ。

ヴォーカルは、
奥田民生阿部義晴

ゲルニカ – 銀輪は唄う

二人並んで自転車に乗れば
こもれびを浴びてスポオク光る…

太田螢一 – 銀輪は唄う

細野晴臣プロデュースの1stアルバム『改造の躍動』で衝撃のデビューを果たした
戸川純/上野耕路/太田螢一の3人によるユニットがゲルニカ

そのアルバム未収のシングルが、
1982年のこの曲。

レトロ歌謡テクノポップ・ユニット、
とか言うんだっけ。

この曲CMで流れていてな、
スイートキッスっていう清涼飲料だったはずだ。

GO-BANG’S – 自転車に乗って

自転車に乗って 
あのこの家まで
とばした真夜中 時速40km
景色も見えない 

森若香織 – 自転車に乗って

GO-BANG’S
1991年のアルバム『SAMANTHA』からの1曲。

この北海道出身のガールズ・バンドって、
忌野清志郎に見出されたんだよね。

バンド名はザ・ロッカーズの楽曲『バチラスボンブ(細菌爆弾)』の中に出てくる、
Go-Bang』という歌詞から採ったらしい。

ZERDA – 自転車輪の見た夢

ペダルふみ ハンドルきり ベルをならして
自転車輪の見た夢 路上を走る見た夢…

高橋佐代子 – 自転車輪の見た夢

ZERDA
1985年のアルバム『空色帽子の日』の中の1曲。

ZERDAのこのアルバムに入っている『湖のステップ /Step On The Lake』と『時折の色彩』、
1986年の映画『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』で流れていたな。

村上ゆき – 自転車でおいで

自転車でおいでよ 僕の家はすぐそこだよ 
牛乳のあきびんがめじるしさ
自転車でおいでよ 僕の家はまだあるのさ 
朝日と夕陽があたる家…

糸井重里 – 自転車でおいで

オリジナルはもちろん矢野顕子
1987年のアルバム『GRANOLA』の1曲。

佐野元春がデュエットで参加していて、
良い感じなんだけどSpotifyにないのだ。

なので、
村上由紀2006年の『夢で逢いましょう+4』からの1曲。

なかなか悪くないんだけれど、
やはりオリジナルは別格だ。

というわけで…

どこにもないプレイリスト、
今回の『Nowhere Playlist』は『20 Best Songs About Bicycle』でした。

まあ、
自転車ともなるとメジャーな曲は少ないかもしれない。

それでも良い曲は、
ちゃんとある。

もちろん、
好みはあるだろうけど。

まとめPlaylist

Another Nowhere Playlist

Nowhere Playlists
Nowhere Playlist The Best 〇〇 Songs About 〇〇











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