Kurt Weill:Kleine Dreigroschenmusik für Blasorchester, Suite aus “Drei Dreigroschenoper”
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
27)はクルト・ヴァイル 「三文オペラ」組曲。
曲の構成
この曲は、
全部で8曲から成る。
第1曲「序曲」(Ouverture)
第2曲「メッキー・メッサーのモリタート」(Die Moritat von Mackie Messer)
第3曲「代わりにのソング」(Anstatt-dass Song)
第4曲「快適な生活のバラード」(Die Ballade vom angenehmen Leben)
第5曲「ポリーの歌」(Pollys Lied)
第6曲「タンゴ・バラード」(Tango-Ballade)
第7曲「大砲ソング」(Kanonen-Song)
第8曲「三文フィナーレ」(Dreigroschen-Finale)
クルト・ヴァイル 「三文オペラ」組曲 4枚のレコード
ここでは、
4枚のレコードが紹介されている。
・オットー・クレンペラー(Otto Klemperer)
/フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)1962年
・ジークフリート・ランドウ(Siegfried Landau)
/ウェスチェスター交響楽団(Westchester Symphony Orchestra)1974年
・エーリッヒ・ラインスドルフ(Erich Leinsdorf)
/ボストン交響楽団(The Boston Symphony Orchestra)1969年
・デヴィッド・アサ―トン(David Atherton)
/ロンドン・シンフォニエッタ(London Sinfonietta)1975年
オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団
1枚目はオットー・クレンペラー指揮、
フィルハーモニア管弦楽団。
ジークフリート・ランドウ/ウェスチェスター交響楽団
2枚目はジークフリート・ランドウ指揮、
ウェスチェスター交響楽団。
エーリッヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団
3枚目はエーリッヒ・ラインスドルフ指揮、
ボストン交響楽団。
デヴィッド・アサ―トン/ロンドン・シンフォニエッタ
4枚目はデヴィッド・アサ―トン指揮、
ロンドン・シンフォニエッタ。
おまけ
さて、
クルト・ヴァイル 「三文オペラ」組曲。
1929年の発表で、
前年初演された『三文オペラ』から8つのナンバーを選んで編曲し直したもの。
正式なタイトルは、
『管楽オーケストラのための小さな三文音楽、三文オペラからの組曲』。
この初演は大成功だったようで、
1年以上上演されていたようだ。
この組曲は、
オットー・クレンペラーに要請されてできたもので初演もクレンペラーが行っている。
クレンペラーはこの組曲の抜粋を2回吹き込んでいるけど、
1回目1931年では第2・4・6・7曲だけ。
ここに出てきた2回目も第3曲以外と、
何故か全曲吹き込んでいない。
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