12×5
アメリカでリリースしたシングル、
『Time Is on My Side』が売れたストーンズ。
それに引っ張られてなのかどうか?はわからないけれど、
1964年10月24日 アメリカでの2ndアルバムがリリースされる。
それが、
『12×5』だね。
ベースになったのは、
イギリスでリリースされた『Five by Five』。
内容は、
こんな感じ。
A1:Around and Around
(Chuck Berry)
A2:Confessin’ the Blues
(Jay McShann, Walter Brown)
A3:Empty Heart
(Nanker Phelge)
A4:Time Is on My Side
(Norman Meade)
A5:Good Times, Bad Times
(Mick Jagger, Keith Richards)
A6:It’s All Over Now
(Bobby Womack, Shirley Womack)
B1:2120 South Michigan Avenue
(Nanker Phelge)
B2:Under the Boardwalk
(Arthur Resnick, Kenny Young)
B3:Congratulations
(Mick Jagger, Keith Richards)
B4:Grown Up Wrong
(Mick Jagger, Keith Richards)
B5:If You Need Me
(Robert Bateman, Wilson Pickett
B6:Susie Q
(Eleanor Broadwater, Stan Lewis, Dale Hawkins)
ストーンズがカヴァーした曲のうち、
A1・2・4・6・B5は既に出てきているよね。
The Drifters – Under the Boardwalk
なので、
今回はそれ以外のカヴァーした曲『Under the Boardwalk』。
ケニー・ヤングとアーティ・レスニックによって書かれて、
1964年にドリフターズがリリースしてBillboard Hot 100で4位になっている。
この曲は元々リード・シンガーのルディ・ルイスが唄うはずだったけれど、
前日にODで亡くなってしまう。
それで以前に在籍していたジョニー・ムーアが急遽戻ってきて、
この曲に参加している。
B面ではルディの27歳の早すぎる死を悼んで、
追悼の『I Don’t Want to Go On Without You』を吹き込んでいる。
The Rolling Stones – Under the Boardwalk
こういう曲も演っちゃうところが、
ストーンズの面白いところなんだけど聴けば違和感は全くない。
カヴァーしたのは、
オリジナルと同じ年で即カヴァーしている。
他のカヴァー
でも実は、
いろんな人がこれをカヴァーしている。
例えばトム・トム・クラブ、
1981年の1stアルバム『Tom Tom Club』で登場する。
まあ、
あとはそんなに惹かれるものがないかな。
というわけで…
今回は、
ストーンズのUS2ndアルバム『12×5』でカヴァーされている曲。
ドリフターズがオリジナルの、
『Under the Boardwalk』。
オリジナルとストーンズのカヴァーに、
トム・トム・クラブのカヴァーの3曲。
そうそう、
トム・トム・クラブの1stアルバムのカヴァー・アートはジェームス・リッツィだね。
ボクの家にも、
彼の作品が2つばかり飾られているのだ。
他のストーンズのカヴァーはこちら!
おまけ
ちなみにオリジナルの『2120 South Michigan Avenue』だけど、
UK2ndEPの『Five By Five』のヴァージョンとこのアルバムのものは違う。
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