The Beatles: The Ballad of John and Yoko
1969年、
ビートルズ英国での20枚目のオリジナル・シングル。
Track | Title | Written by |
A | The Ballad of John and Yoko | Lennon, McCartney |
B | Old Brown Shoe | George Harrison |
実質、
ジョンの曲。
B面は、
ジョージの書いた『Old Brown Shoe』。
初めて、
モノラルミックスが作られなかった曲。
リンゴとジョージは、
レコーディングには参加していない。
ポールが、
ベースとドラムとピアノにマラカス。
全英シングルチャートで17作目かつ最後の第1位で、
Billboard Hot 100では最高位8位。
アメリカではラジオ局で放送禁止処分を受けて、
最もチャート成績が低いビートルズのシングル曲になってしまった。
放送禁止になったのは、
歌詞の一部分が問題視されたから。
Christ you know it ain’t easy
―Lennon, McCartney, The Ballad of John and Yoko
You know how hard it can be
The way things are going
They’re gonna crucify me
神様あなたはそれが簡単ではないことを知っているでしょう
それがどれほど難しいか知っているでしょう
物事が進むにつれて
彼らは私を十字架にかけようとするでしょう…
Variation
Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: Lonesome Tears in my Eyes
この曲の最後のギターのフレーズは、
ジョニー・バーネット&ザ・ロックンロールトリオの『Lonesome Tears in my Eyes』からのもの。
書いたのは、
ジョニー・バーネット / ドーシー・バーネット / ポール・バーリソン / アル・モーティマー。
1956年、
デヴュー・アルバム『Johnny Burnette and the Rock ‘n Roll Trio』の収録曲。
この曲は1994年リリースの『Live at the BBC』にも収録、
1963年7月23日の『Pop Go the Beatles』の音源。
バーネットの『Lonesome Tears in my Eyes』には、
何曲かカヴァー曲があるのでそれも一緒に聴いておこう。
Honey Hush
オリジナルは、
1953年ジョー・ターナーのシングル。
書いたのは、
ルエラ・ブラウン(ターナーの奥さんルー・ウィリー・ターナー)。
同じくブラウンの書いたB面『Crawdad Hole』と共に、
A面でリリースしてBillboard のR&Bチャートで8週間1位だった。
Track | Title | Written by |
A | Honey Hush | Brown |
B | Crawdad Hole | Brown |
Sweet Love on My Mind
最初に吹き込んだのはジョニー・バーネット&ザ・ロックンロールトリオなんだけど、
リリースはジミー&ジョニーが先。
書いたのは、
ウェイン・ポール・ウォーカー。
リンダ・バゲットとウェッブ・ピアースが書いたB面『Imagination』と共に、
1956年にA面でリリースされた。
Track | Title | Written by |
A | Sweet Love on My Mind | Wayne P. Walker |
B | Imagination | Webb Pierce, Linda Baggett |
All by Myself
オリジナルは、
ビッグ・ビル。
書いたのは本人で、
クレジットは本名ビッグ・ビル・ブルーンジーのブルーンジーとなっている。
ハリエット・メルカが書いた『Double Trouble』をB面に、
1941年にA面でシングル・リリース。
ピアノは、
メンフィス・スリム。
Track | Title | Written by |
A | All by Myself | Broonzy |
B | Double Trouble | Melka |
この曲をベースに歌詞とアレンジの変更とフルバンドの使用により、
ファッツ・ドミノとデイブ・バーソロミューがクレジットされているのがドミノ・ヴァージョン。
Track | Title | Written by |
A | All by Myself | Domino, Bartholomew |
B | Troubles Of My Own | Bartholomew, Domino |
The Train Kept A-Rollin’
オリジナルは、
タイニー・ブラッドショー。
書いたのは、
タイニー・ブラッドショーとロイス・マン(シド・ネイサン)。
アン・ジョーンズが書いた『Knockin’ Blues』をA面に、
1951年にB面でリリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Knockin’ Blues | Ann Jones |
B | The Train Kept A-Rollin’ | Mann, Bradshaw |
Chains of Love
オリジナルは、
ジョー・ターナー。
書いたのは、
ドック・ポーマス(別名ジェローム・ソロン・フェルダー)。
ただ著作権をアフメット・アーティガンに売ったので、
クレジットは彼の名前を逆にしたヌゲトレ(Ertegun➡Nugetre)となっている。
もう一人のWallsはハリー・ヴァン・ウォールズのことで、
アトランティックのハウス・ピアニスト。
チャールズ・トビアスとロイ・タークが書いた『After My Laughter Came Tears』をB面に、
1951年にA面でシングル・リリースされてBillboard R&B chartでは最高位2位。
Track | Title | Written by |
A | Chains of Love | Walls, Nugetre |
B | After My Laughter Came Tears | Tobias, Turk |
Drinking Wine, Spo-Dee-O-Dee, Drinking Wine
オリジナルは、
スティック・マッギー。
書いたのは、
スティック・マッギーとJ・メイヨー・ウィリアムズ。
1947年、
ハーレムから1度リリース。
ただハーレムが倒産したため、
再度アトランティックで再度吹き込んでBillboard R&B chartで2位になっている。
Track | Title | Written by |
A | Drinking Wine, Spo-Dee-O-Dee, Drinking Wine | McGhee |
B | Blues Mixture (I’d Rather Drink Muddy Water) | Traditional |
Brett Fuentes: The Ballad of John and Yoko
それで、
『The Ballad of John and Yoko』のカヴァーだった。
同じようなアプロ―チが多い中、
ブレット・フェンテスという人のカヴァーがなかなか良い。
2014年、
アルバム『In No Particular Order』の収録曲。
弘田三枝子: The Ballad of John and Yoko
日本人でこの曲をカヴァーする人って、
まず殆どいないだろう。
1970年、
アルバム『弘田三枝子’70 / ポピュラー・ビッグ・ヒッツ!』収録曲。
おまけ 弘田三枝子: Beatles Covers
このアルバムには、
もう1曲『Get Back』のカヴァーもある。
それ以外に何曲かビートルズのカヴァーを唄っているので、
なかなか聴くこともないのでちょっと聴いておこう。
The Ballad of John and Yoko 関連 Playlist
最後に、
The Ballad of John and Yoko関連プレイリスト。
39曲、
1時間50分。
01 The Beatles: The Ballad of John and Yoko
02 The Beatles: Old Brown Shoe
03 The Beatles: The Ballad of John and Yoko(Take7)
04 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: Lonesome Tears in my Eyes
05 The Beatles: Lonesome Tears in my Eyes
06 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: Honey Hush
07 Joe Turner: Honey Hush
08 Joe Turner: Crawdad Hole
09 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: Sweet Love on My Mind
10 Jimmy and Johnny: Sweet Love on My Mind
11 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: All By Myself
12 Big Bill: All By Myself
13 Big Bill: Double Trouble
14 Fats Domino: All By Myself
15 Fats Domino: Troubles Of My Own
16 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: The Train Kept A-Rollin’
17 Tiny Bradshaw: The Train Kept A-Rollin’
18 Tiny Bradshaw: Knockin’ Blues
19 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio: Chains of Love
20 Joe Turner: Chains of Love
21 Joe Turner: After My Laughter Came Tears
22 Johnny Burnette & The Rock ‘n Roll Trio:
Drinking Wine, Spo-Dee-O-Dee, Drinking Wine
23 “Stick” McGhee And His Buddies: Drinkin’ Wine Spo-Dee-O-Dee(1947)
24 “Stick” McGhee And His Buddies: Drinkin’ Wine Spo-Dee-O-Dee(1949)
25 “Stick” McGhee And His Buddies: Blues Mixture (I’d Rather Drink Muddy Water)
26 Brett Fuentes (feat. Michael Depalma) : The Ballad of John and Yoko
27 弘田三枝子: The Ballad of John and Yoko
28 弘田三枝子: Get Back
29 The Beatles: Get Back
30 弘田三枝子: A Hard Days Night
31 The Beatles: A Hard Days Night
32 弘田三枝子: Paperback Writer
33 The Beatles: Paperback Writer
34 弘田三枝子: Michelle
35 The Beatles: Michelle
36 弘田三枝子: Let It Be
37 The Beatles: Let It Be
38 弘田三枝子: Come Together
39 The Beatles: Come Together
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