83曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
83曲目はシベリウス:交響詩「ポヒュラの娘」作品49。
ジャン・シベリウスが、
1906年に作曲した交響詩。
同年、
シベリウス自身の指揮とマリインスキー劇場管弦楽団の演奏で初演が行われた。
この曲のタイトルは『ポポヨラの娘』、
とも表記される。
19世紀に医師エリアス・リョンロートによって民間説話からまとめられた、
フィンランドの民族叙事詩『Kalevala(カレワラ)』を題材とした作品。
シベリウスはこの曲に限らず、
この『カレワラ』を題材にいくつも曲を書いている。
クレルヴォ交響曲とかレンミンカイネン組曲とか、
交響詩ルオンノタルとかキュッリッキとか…。
そういえば、
この曲の一部がある映画音楽に影響を与えているらしい。
ヒッチコック1960年の『Psycho(サイコ)』の音楽を担当したバーナード・ハーマン、
バス・ルームのあの有名なシーンで流れる曲。
これがこの曲の『ポホヨラの愚弄の動機』に影響を受けた、
というお話。
セルジュ・ウゼヴィツキ―/ボストン交響楽団
Serge Koussevitzky,
Boston Symphony Orchestra-
Sibelius:
Pohjola’s Daughter
(Pohjolan tytär),
tone poem,
Op.49
1936年
指揮:セルジュ・ウゼヴィツキ―
演奏:ボストン交響楽団
マルコム・サージェント/BBC交響楽団
Malcolm Sargent,
BBC Symphony Orchestra-
Sibelius:
Pohjola’s Daughter
(Pohjolan tytär),
tone poem,
Op.49
1958年
指揮:マルコム・サージェント
演奏:BBC交響楽団
ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団
John Barbirolli,
Hallé Orchestra-
Sibelius:
Pohjola’s Daughter
(Pohjolan tytär),
tone poem,
Op.49
エイドリアン・ボールド/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Adrian Boult,
London Philharmonic Orchestra-
Sibelius:
Pohjola’s Daughter
(Pohjolan tytär),
tone poem,
Op.49
1956年
指揮:エイドリアン・ボールド
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エサ=ぺッカ・サロネン/フィルハーモニア管弦楽団
Esa-Pekka Salonen,
Philharmonia Orchestra-
Sibelius:
Pohjola’s Daughter
(Pohjolan tytär),
tone poem,
Op.49
1986年
指揮:エサ=ぺッカ・サロネン
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
音は見つからず。
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
83曲目は、
シベリウス:交響詩「ポヒュラの娘」作品49をお届けしました。
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