シューベルト/メンデルスゾーン
犬を何匹か飼い、週末にはアマチュアのチェリストとして、友人たちとシューベルトやメンデルスゾーンの室内楽を演奏しました。
―村上春樹-独立器官
ここに出てくるシューベルトとメンデルスゾーンは、
正直あまり聴いてこなかった。
どうして?
と訊かれても明確な答えは多分出てこない。
ザ・フーは良く聴くけど、
バッド・カンパニーは殆ど聴いてこなかったという感じだろうか?
ちょっと違うな、
でもまあいいそんな感じだ。
理由らしい理由はなくて、
単に好みの問題ということだ。
早熟の天才シューベルトとメンデルスゾーン
シューベルトもメンデルスゾーンも、
19世紀前半の作曲家のなかでも幼い頃から才能を発揮した天才だね。
天才ゆえなのかシューベルトは1828年に31歳で、
メンデルスゾーンは1847年に38歳で若くして亡くなっている。
そんな2人の室内楽といわれても、
ささっと曲を選ぶことができない。
知り過ぎていて選べない場合もあるけど、
今回は知らな過ぎて選べない方だ。
シューベルトの室内楽
でもまあシューベルトなら『騎士団長殺し』に出てきた弦楽四重奏曲十三番『ロザムンデ』と同時期に着手された弦楽四重奏曲十四番『死と乙女』とか、
その1つ前の途中で放棄された弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』とかね。
そんなわけでジュリアード弦楽四重奏団で、
弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』ハ短調D.703。
メンデルスゾーンの室内楽
シューベルトはまだしもメンデルスゾーンとなると全くわからない、
という具合に本当に偏っている。
クラシックからロックまで何でも聴く雑食の割に、
どのジャンルも聴く曲は結構偏っている。
そんなわけで、
わからないながらもこの辺りでどうでしょう?
メンデルスゾーンが18歳の時につくりあげた弦楽四重奏曲第1番変ホ長調作品12から、
第4楽章:Molto allegro e vivaceをメロス弦楽四重奏団で。
短編集『女のいない男たち』で流れる他の音たちはこちら!
女のいない男たち
村上春樹 『女のいない男たち』 で流れる音楽たち
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