ビートルズの『Please Please Me』はロイ・オービソンとビング・クロスビーから

ロイ・オービソン…おまけというよりは、ビートルズのジョンの曲『Please Please Me』の話。この曲はロイ・オービソンの『Only The Lonely』か何かを聴いてつくったという。あとはビング・クロスビーの『Please』だね。

村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』おまけ音楽

ここは物語には直接出てこなかったけれど一緒に聴きたい歌や演奏をピック・アップして載せておこうという『おまけ』のコーナー。先ずはソニー・ロリンズ以外の『On A Slow Boat To China』を独断と偏見で何曲か選んでみたのをどうぞ。

『僕』のいちばん好きなレコード『グレン・グールドのインテルメッツォ』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』では、またもやグレン・グルードが登場する。1961年の『10 Intermezzi For Piano』。 彼が録音した最初のロマン派のアルバムを聴いてみよう。

口笛で吹くバッハの『主よ、人の望みの喜びよ』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』では、バッハが1723年にマリア訪問の祝日用に作曲したと言われる教会カンタータ。『主よ、人の望みの喜びよ-Jesus bleibet meine Freude』

口笛で吹く『パリアッチの序曲』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』では、ヴェリズモ・オペラの代表作、ルッジェーロ・レオンカヴァッロのオペラ『Pagliacci(道化師)』の序曲が出てくる。これを口笛で吹くのは結構難しそうだな。

羊男が来たからレコード棚にしまった『グレン・グールドの「インヴェンション」』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』では三度目のグレン・グルード。羊男が来たので、『僕』はプレーヤーのスイッチを切ってグレン・グールドの「インヴェンション」をレコード棚にしまう。組み合わせが良い。

毎日まいにちすごく暇な『僕』が聴く『グレン・グールドのレコード』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』では再びグレン・グールド。暇な『僕』は爪を切ったり、レコードを聴いたり、自動拳銃の手入れをしたり、ピザ・スタンドで「ちゃーりー」と世間話をしたりして時間を潰す。

ちゃーりーが好きな『AC/DC』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』に登場するのはAC/DCだ。この物語は『シドニーのグリーン・ストリート』だけど、メルボルンには『ACDC Lane(AC/DC通り)』っていうのがあるんだよ。

グールドを聴くのにあきるとかける『ビング・クロスビーのホワイト・クリスマス』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』に登場するのは、ビング・クロスビーの『ホワイト・クリスマス』。この曲を聴くともう今ではベトナム戦争の時の『フリークエント・ウインド作戦』を思い出してしまうのだ。

三十八枚も持っている『グレン・グールドのレコード』

村上春樹の短編集『中国行きのスロウ・ボート』の『シドニーのグリーン・ストリート』に登場するのはグレン・グールド。彼が残したデビューの1956年盤と晩年1981年盤のバッハの『ゴルトベルク変奏曲』。これを聴き比べられるなんてありがたいことだ。
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