48曲目は3枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
48曲目はメンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」イ短調 作品56。
メンデルスゾーンの交響曲は、
第1番から第5番まである。
12歳から14歳にかけて作曲した、
交響曲の習作とされる作品群『弦楽のためのシンフォニア』もあるけど。
交響曲第1番 ハ短調 作品11(1824)
交響曲第2番『讃歌』変ロ長調 作品52(1840)
交響曲第3番『スコットランド』 イ短調 作品56(1842)
交響曲第4番『イタリア』イ長調 作品90(1833)
交響曲第5番『宗教改革』ニ短調 作品107(1832)
ただこの3番は、
4.5番より後の作品。
要は、
メンデルスゾーン最後の交響曲になる。
完成したのは、
1842年のこと。
初演は1842年にメンデルスゾーン自身の指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって行われた。
4.5番の出版がこの3番のあと、
メンデルスゾーンの死後だったから3番なのだ。
曲の構成
第1楽章
アンダンテ・コン・モート-
アレグロ・ウン・ポーコ・アジタート
イ短調
4分の3拍子-
イ短調 8分の6拍子
序奏付きのソナタ形式
第2楽章
ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
へ長調
4分の2拍子
ソナタ形式
第3楽章
アダージョ
イ長調
4分の2拍子
ソナタ形式
第4楽章
アレグロ・ヴェヴァーチッシモ-
マエストーソ・アッサイ
イ短調
2分の2拍子-
イ長調
8分の6拍子
ソナタ形式
シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団
Charles Munch,
Boston Symphony Orchestra-
Mendelssohn:
Symphony No.3
Scottish
in A minor,
Op.56
1959年
指揮:シャルル・ミュンシュ
演奏:ボストン交響楽団
エイドリアン・ボールト/フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
Adrian Boult,
Philharmonic Promenade Orchestra-
Mendelssohn:
Symphony No.3
Scottish
in A minor,
Op.56
1958年
指揮:エイドリアン・ボールト
演奏:フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
ペーター・マーク/ロンドン交響楽団
Peter Maag,
London Symphony Orchestra-
Mendelssohn:
Symphony No.3
Scottish
in A minor,
Op.56
1958年
指揮:ペーター・マーク
演奏:ロンドン交響楽団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
47曲目は、
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」イ短調 作品56をお届けしました。
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