1969
Single – Honky Tonk Women
July 4, 1969 UK Single (July 5,1969 US Single)
1969年に入って最初のリリースが、
シングル『Honky Tonk Women』。
Album – Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2)
September 12, 1969 2nd compilation album
A1:Jumpin’ Jack Flash
A2:Mother’s Little Helper
A3:2000 Light Years from Home
A4:Let’s Spend the Night Together
A5:You Better Move On
A6:We Love You
B1:Street Fighting Man
B2:She’s a Rainbow
B3:Ruby Tuesday
B4:Dandelion
B5:Sittin’ on a Fence
B6:Honky Tonk Women
1969年最初のアルバムは2作目のコンピ・アルバム、
『Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2)』。
Album – Let It Bleed
November 29, 1969 10th US and 8th UK studio album
A1:Gimme Shelter
A2:Love in Vain(Robert Johnson)
A3:Country Honk
A4:Live with Me
A5:Let It Bleed
B1:Midnight Rambler
B2:You Got the Silver
B3:Monkey Man
B4:You Can’t Always Get What You Want
その後、
60年代最後のオリジナル・アルバム『Let It Bleed』がリリースされる。
ここで、
カヴァー曲が1曲登場する。
Robert Johnson – Love In Vain
それが、
ロバート・ジョンソン『Love in Vain』。
1937年に吹き込まれ、
1939年にリリースされた『Love in Vain』。
オリジナルのタイトルは、
『Love In Vain Blues』。
B面の曲で、
A面は『Preaching Blues (Up Jumped The Devil)』。
この曲には、
2つのヴァージョンがある。
この曲のベースになっているのが、
リロイ・カー1935年の『When the Sun Goes Down』。
その更に元が、
同じリロイ・カー1928年の『How Long, How Long Blues』。
この曲、
ロバート・ジョンソンのお気に入りだったらしい。
それと歌詞、
これもベースになっているものがある。
When the train, it left the station.
Robert Johnson – Love In Vain
With two lights on behind.
Well, the blue light was my blues.
And the red light was my mind.
この部分で、
基はシュリーヴポート・ホーム・レッカーズ。
1932年リリースの、
『Flying Crow Blues』だ。
Now, she’s gone, she is gone.
Shreveport Home Wreckers – Flying Crow Blues
With a red and green light behind.
Now she’s gone, she is gone.
With a red and green light behind.
The red is for trouble.
And the green is for my ramblin’ mind.
The Rolling Stones – Love in Vain
ストーンズのカヴァーは、
ライ・クーダーがマンドリンで参加している。
曲のクレジットは『Woody Payne』となっているんだけど、
これってロバート・ジョンソンの偽名らしい。
カヴァーとは言っても、
完全にストーンズのオリジナルのような感じだ。
この後にリリースされる、
1970年の『Get Yer Ya-Ya’s Out! The Rolling Stones in Concert』でも演っている。
あと1995年に日本でレコーディングした『Love in Vain』が、
アルバム『Stripped』にも入っているね。
他にも『Sticky Fingers』の2015年デラックス・エディション・ボーナスディスクの、
ザ・ラウンドハウス1971年ヴァージョン。
更に2015年スーパー・デラックス・エディション・ボーナスディスクの、
同じ1971年のリーズ大学公演のもの。
他のカヴァー
正直、
ストーンズのカヴァーを越えるものはないと思う。
例えばフェイセス、
ロッド・スチュワートが唄っているやつとか悪くないんだけどね。
エリック・クラプトンが演っているやつとか、
いろいろあるんだけどね。
というわけで…
今回はロバート・ジョンソンの『Love in Vain』、
オリジナル2ヴァージョンにストーンズの5ヴァージョン。
どちらも、
共にとにかく美しく素晴らしい。
もう随分長いこと、
何回も聴いているけれど飽きない。
生涯再生回数は、
今のところ無限のようだ。
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