シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

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Jean Sibelius : Violin Concerto in D Minor,Op.47

村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
39)はシベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47。

曲の構成

この曲は、
3つの楽章から成る。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

第1楽章 アレグロ・モデラート~アレグロ・モルト~モデラート・アッサイ
    ~アレグロ・モデラート~アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
    3つの主題による自由なソナタ形式
第2楽章 アダージョ・ディ・モルト
    三部形式の緩徐楽章
第3楽章 アレグロ、マ・ノン・タント
    3/4拍子のロンド形式

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 5枚のレコード

ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 5枚のレコード

・ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)
 /シクステン・エールリンク(Sixten Ehrling)
 /ストックホルム音楽祭管弦楽団(Stockholm Festival Orchestra)1956年
・ジノ・フランチェスカッティ(Zino Francescatti)
 /レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)
 /ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)1963年
・ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)
 /ウォルター・ヘンドル(Walter Hendl)
 /シカゴ交響楽団(The Chicago Symphony Orchestra)1959年
・潮田益子
 /小澤征爾
 /日本フィルハーモニー交響楽団 1971年
・石川静
 /ピエロ・フラーベック(Bělohlávek)
 /ブルーノ国立フィルハーモニー管弦楽団(Brno Philharmonic)1979年

ダヴィッド・オイストラフ/シクステン・エールリンク/ストックホルム音楽祭管弦楽団

1枚目は、
ダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン。

シクステン・エールリンク指揮、
ストックホルム音楽祭管弦楽団。

ジノ・フランチェスカッティ/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック

2枚目は、
ジノ・フランチェスカッティのヴァイオリン。

レナード・バーンスタイン指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック。

ヤッシャ・ハイフェッツ/ウォルター・ヘンドル/シカゴ交響楽団

3枚目は、
ヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン。

ウォルター・ヘンドル指揮、
シカゴ交響楽団。

潮田益子/小澤征爾/日本フィルハーモニー交響楽団

4枚目は、
潮田益子のヴァイオリン。

小澤征爾指揮、
日本フィルハーモニー交響楽団。

石川静/ピエロ・フラーベック/ブルーノ国立フィルハーモニー管弦楽団

5枚目は、
石川静のヴァイオリン。

ピエロ・フラーベック指揮、
ブルーノ国立フィルハーモニー管弦楽団。

おまけ

さて、
シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47。

この曲は、
ヴァイオリニスト志望であったシベリウスが残した唯一のヴァイオリン協奏曲。

ヴァイオリニストを諦めたのは、
極度のあがり症だったからみたいだけどそれで良かったんだろう。

経済的苦境から脱する為、
1903年にヘルシンキからヤルヴェンパーに引っ越す頃につくられている。

初演は1904年にヴィクトルノヴァチェクの独奏、
シベリウス自身の指揮で行われている。

新築の建築費の為に初演を急いだみたいで、
ソリストが充分な準備ができなかったこともあり結果は決して芳しくなかったようだ。

その後改訂され、
1905年リヒャルト・シュトラウス指揮で演奏されて大成功。

以降シベリウスは初稿の演奏を禁止、
改訂稿が演奏されることになる。

ただ1991年、
遺族の許可を得て初稿の演奏がレコーディングされている。

レオニダス・カヴァコスのヴァイオリン、
オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団。

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