Jimmy Reed – Honest I Do
April 17, 1964 1st Album(UK) The Rolling Stones
A1:Route 66
(Bobby Troup)
A2:I Just Want to Make Love to You
(Willie Dixon)
A3:Honest I Do
(Jimmy Reed)
A4:Mona (I Need You Baby)
(Ellas McDaniel)
A5:Now I’ve Got a Witness
(Nanker Phelge)
A6:Little by Little
(Nanker Phelge, Phil Spector)
B1:I’m a King Bee
(James Moore)
B2:Carol
(Chuck Berry)
B3:Tell Me (You’re Coming Back)
(Mick Jagger, Keith Richards)
B4:Can I Get a Witness
(Brian Holland, Lamont Dozier, Eddie Hollandss)
B5:You Can Make It If You Try
(Ted Jarrett)
B6:Walking the Dog
(Rufus Thomas)
※May 29, 1964 1st Album(US)England’s Newest Hit Makers。
UK盤から『Mona (I Need You Baby)』をカット、
替わりに『Not a Fade Away』を1曲目に収録。
ストーンズの1stアルバムのカヴァー曲の3曲目は、
ジミー・リード1957年のヒット曲『Honest I Do』。
1958年リリースのアルバム、
『I’m Jimmy Reed』にも登場する。
このアルバムは、
1953年から1958年の間にシングルとして発行された12トラックをまとめたもの。
オリジナル・ヴァージョンはオープニングや間奏のちょっと高音のハーモニカ、
唄と歌の間で繰り返される特徴的なギターのフレーズが印象に残る。
ちなみにこのギターは、
エディー・テイラー。
彼は、
ジミーにギターとハーモニカを教えた人物でもある。
教えた側が、
バックで演奏しているというのが何だか良いな。
それにしても、
こういった能天気的ブルースも悪くない。
でもそれがただ能天気なのか、
実はいろんなことがあっての開き直りの境地なのかはわからないけどね。
でもまあ、
歌詞は能天気なものだ。
心の底から愛しているんだから、
どうかそれに応えてくれよって感じだからね。
The Rolling Stones – Honest I Do
この曲はストーンズが1963年のステージで2回演奏しただけで、
その後このアルバムに吹き込んでからは一切演っていないはずだ。
まあライヴで演ってもどうなのかな?
という曲ではあるな。
ブライアン・ジョーンズのハーモニカは、
オリジナルとは違って高い音で吹いてはいないのが良い。
ギターのフレーズは、
同じ感じなんだよね。
その他のカヴァー
この曲のストーンズ以外のカヴァーといったら、
やはりこれは外せないというのがアレサ・フランクリンのヴァージョン。
1970年のアルバム『Spirit in the Dark』で登場するんだけど、
これはとっても良い。
あとはアイク&ティナ・ターナー、
1969年のアルバム『Outta Season』で登場する。
こちらも、
かなり良い感じ。
というわけで…
今回はストーンズ1stアルバムに入っているカヴァー曲、
ジミー・リードがオリジナルの『Honest I Do』。
オリジナルとストーンズ、
アレサ・フランクリンとアイク&ティナ・ターナーのカヴァー。
アイク&ティナ・ターナーは、
ストーンズの1966年と1969年のアメリカ・ツアーのサポートアクトに抜擢されている。
きっかけは1966年の『River Deep – Mountain High』、
この曲がイギリスで3位のヒットとなったこと。
Billboard Hot 100では88位と振るわなかったけれど、
イギリスではヒットしたんだよね。
プロデュースは音を聴けばわかるけど、
フィル・スペクター。
彼のレコード会社、
フィリーズ・レコードからのリリース。
このレコーディングには、
アイク・タナ―は関わっていない。
フィル・スペクターが、
スタジオで彼にコントロールされるのが嫌だったからという話だ。
関与しない代わりに、
この契約に2万ドル以上払ったいうなかなか面白いエピソードが残っている。
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