Handel:OP1
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
13)はヘンデル ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 作品1より。
前回に続き、
ヘンデルのいわゆる『作品1』。
前回の『ヘンデル:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ 作品1より』の、
作品1から今度はヴァイオリンのための作品。
ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは、
この作品1うちのヴァイオリンの曲を指すのが一般的。
それも、
クリュザンダー版におけるヴァイオリン・ソナタを指している。
第1番 イ長調(HWV.361, Op.1-3)
第2番 ト短調(HWV.368, Op.1-10)
第3番 ヘ長調(HWV.370, Op.1-12)
第4番 ニ長調(HWV.371, Op.1-13)
第5番 イ長調(HWV.372, Op.1-14)
第6番 ホ長調(HWV.373, Op.1-15)
ヘンデル ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 作品1より 5枚のレコード
ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。
・アレクサンダー・シュナイダー(Alexander Schneider)
/ラルフ・カークパトリック(Ralph Kirkpatrick)1950年
・エドゥアルト・メルクス(Eduard Melkus)
/エドゥアルト・ミュラー(Eduard Müller)1968年
・ヨゼフ・スーク(Josef Suk)
/ズザナ・ルージチコヴァー(Zuzana Růžičková)1975年
・コンラート・フォン・デア・ゴルツ(Conrad von der Goltz)
/ファン・ウルサメール(Ven-Ulsamer)1973年
・アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)
/ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Robert Veyron-Lacroix)1966年
アレクサンダー・シュナイダー/ラルフ・カークパトリック
1枚目はアレクサンダー・シュナイダーのヴァイオリン、
ラルフ・カークパトリックのチェンバロ。
チェロは、
フランク・ミラー。
音は、
見つからず。
エドゥアルト・メルクス/エドゥアルト・ミュラー
2枚目はエドゥアルト・メルクスのヴァイオリン、
エドゥアルト・ミュラーのチェンバロ。
これも音は、
見つからず。
ヨゼフ・スーク/ズザナ・ルージチコヴァー
3枚目はヨゼフ・スークのヴァイオリン、
ズザナ・ルージチコヴァーのチェンバロ。
なんとこちらも音は、
見つからず。
コンラート・フォン・デア・ゴルツ/ファン・ウルサメール
4枚目はコンラート・フォン・デア・ゴルツのヴァイオリン、
ファン・ウルサメールのチェンバロ。
更にこちらも音は、
見つからず。
アルテュール・グリュミオー/ロベール・ヴェイロン=ラクロワ
5枚目はアルテュール・グリュミオーのヴァイオリン、
ロベール・ヴェイロン=ラクロワのチェンバロ。
おまけ
ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは、
作品Op.1-3/10/12/13/14/15とされてきた。
ただ、
他にも自筆譜がみつかったりした曲がいくつかある。
逆に、
Op.1-3と13以外は自筆譜が見つかっていない。
その上、
当時の楽譜には『ヘンデル氏の作ではない』と書かれているので真筆でない疑いも持たれている。
曲が嫌ということはないんだけれど、
なんにしてもとにかく面倒くさい。
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