I Believe in Father Christmas
今回のクリスマス・ソングは、
グレッグ・レイク。
彼がソロでリリースした、
1975年のシングル『I Believe in Father Christmas』。
つくったのはグレッグ・レイクと、
ピート・シンフィールド。
ピート・シンフィールドは、
エマーソン・レイク・アンド・パーマーやキング・クリムゾンで作詞を担当していた人。
この曲は、
別のヴァージョンがある。
1977年のEL&Pアルバム、
『Works Volume 2』に登場するやつがそうだ。
ソロの方はオーケストラが使われているんだけど、
EL&Pの方ではオーケストラはないもの。
どちらが好きか?となると、
やはり後者の方が良いかな。
好みだろうけど、
あまりオーケストラとか入っていない方が好きなのかもしれない。
プロコフィエフの曲が、
使われているよね。
交響組曲『キージェ中尉(Поручик Киже)』作品60から、
第4曲『トロイカ(Тройка)』だ。
普通に曲にフィットしていて、
違和感が全くない。
Lylics
ところでこの曲は、
クリスマス・ソングとは言いながらもなかなか辛辣な歌詞だったりする。
They said there’ll be snow at Christmas
Greg Lake – I Believe in Father Christmas
They said there’ll be peace on Earth
クリスマスには雪が降ると言う
クリスマスにはこの地球が平和になると言う
まあ最初は、
こんな感じで始まる。
いかにもクリスマスらしい、
そんな出だしだ。
ただその後の展開は、
ちょっと違ってくる。
They sold me a dream of christmas
Greg Lake – I Believe in Father Christmas
They sold me a silent night
ボクはクリスマスの夢を売りつけられ
聖なる夜を売られてきた
商業化されたクリスマスを、
否定しているんだろうか?
そして最後には、
こうなる。
Hallelujah noel be it heaven or hell
Greg Lake – I Believe in Father Christmas
The christmas we get we deserve
ハレルヤ
クリスマス
天国にも地獄にも
それぞれに相応しいクリスマスを
地獄には地獄に相応しいクリスマスを、
ってねえ…。
それでもこの曲は、
UKチャートで2位になっている。
その時の1位だった曲は、
クイーンの『Bohemian Rhapsody』なんだよね。
この曲は、
2回もクリスマス(1975年と1992年)にUKチャート1位になっている。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
グレッグ・レイクの曲。
『I Believe in Father Christmas』を、
1975年のソロ・ヴァージョンと1977年のEL&Pのヴァージョンでお届けしました。
おまけ
♫ Поручик Киже ♫
Сергей Сергеевич Прокофьев Поручик Киже
George Szell
The Cleveland Orchestra
♫ Bohemian Rhapsody ♫
Queen
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