Franz Liszt : Mephisto Waltzes
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
37)38)はリスト 「メフィスト・ワルツ」。
曲の構成
この題がつけられた作品は4曲存在していて、
そのうちの1曲は未完。
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181
メフィスト・ワルツ第2番 S515/R182
メフィスト・ワルツ第3番 S216/R38
メフィスト・ワルツ第4番 S.216b(第1版)S.696(第2版)
リスト 「メフィスト・ワルツ」 9枚のレコード
ここでは2回に分けてピアノ編で5枚と管弦楽編で4枚、
合わせて9枚のレコードが紹介されている。
・ゲザ・アンダ(Geza Anda)不明
・アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)1956年
・ジョン・オグドン(John Ogdon)1972年
・中村紘子1968年
・フランソワ・デュシャーブル(François-René Duchâble)1974年
・ヘルマン・シェルヘン(Hermann Scherchen)
/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(Vienna State Opera Orchestra)1958年
・ヤノ―シュ・フェレンチク(János Ferencsik)
/ハンガリー国立管弦楽団(Hungarian National Philharmonic Orchestra)1961年
・ポール・パレー(Paul Paray)
/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(Monte-Carlo Philharmonic Orchestra)1970年
・フランス・クリダ(France Clidat)
/ジャン・カサドゥシュ(Jean Casadesus)
/ルクセンブルク放送交響楽団(Luxembourg Radio Symphony Orchestra)1985年
ゲザ・アンダ
1枚目は、
ゲザ・アンダのピアノ。
入っているのは、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
アルトゥール・ルービンシュタイン
2枚目は、
アルトゥール・ルービンシュタインのピアノ。
こちらも入っているのは、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
ジョン・オグドン
3枚目は、
ジョン・オグドンのピアノ。
こちらも入っているのは、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
中村紘子
4枚目は、
中村紘子のピアノ。
残念ながら、
音は見つからず。
フランソワ・デュシャーブル
5枚目は、
フランソワ・デュシャーブルのピアノ。
こちらもやはり、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
ヘルマン・シェルヘン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
6枚目はヘルマン・シェルヘン指揮、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団。
こちらもやはり、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
ヤノ―シュ・フェレンチク/ハンガリー国立管弦楽団
7枚目はヤノ―シュ・フェレンチク指揮、
ハンガリー国立管弦楽団。
こちらもやはり、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
ポール・パレー/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
8枚目はポール・パレー指揮、
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団。
こちらもやはり、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
フランス・クリダ/ジャン・カサドゥシュ/ルクセンブルク放送交響楽団
9枚目はジャン・カサドゥシュ指揮、
ルクセンブルク放送交響楽団。
ピアノは、
フランス・クリダ。
こちらもやはり、
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181のみ。
おまけ
さて、
リスト 「メフィスト・ワルツ」。
この題がつけられた作品は4曲存在しているけど、
ここに出てくるレコードはどれも第1番のみの吹き込みだ。
第1番は1856-61年頃、
残りは晩年の1878年から1885年にかけて作曲された。
ファウスト伝説に強く惹かれていたリスト、
同郷詩人ニコラウス・レーナウによる長大な詩からインスピレーションを得て作曲したのが第1番。
この曲は、
管弦楽曲『レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード』の第2曲(S.110/2)でも知られる。
この曲は、
4手ピアノ版(S.599/2)も作られている。
これは管弦楽版に忠実な編曲で、
ピアノ独奏版の独自の音楽展開とは異なる。
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