85曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
85曲目はドリーブ:舞踊組曲「コッペリア」。
フランス・バレエ音楽の父と呼ばれるドリーブが、
民族舞踊をバレエに初めて大々的に取り入れたのがこの『コッペリア』。
タイトルはコッペリアだけど、
主人公は人形と知らずにコッペリアに恋をする村の青年。
そしてそのフランツの恋人である、
村の娘スワニルダ。
ドイツの小説家、
E.T.A.ホフマンの物語『Der Sandmann(砂男)』に基づくもの。
オッフェンバックのオペラ、
『Les Contes d’Hoffmann(ホフマン物語)』もこの短編小説に基づいてつくられている。
作品の原題は『Coppelia, ou la Fille aux yeux d’email 』、
『コッペリア、あるいは琺瑯質の目をもつ乙女』。
1867年に作曲されて、
初演は1870年にパリ・オペラ座で行われている。
この組曲版は、
作曲者自身のものではない。
全曲版は2時間近くあってかなり長くなるので、
ここで紹介されているのは全部抜粋版になる。
元々のバレエの方は全3幕の構成
ロバート・アーヴィング/フィルハーモニア管弦楽団
Robert Irving,
Yehudi Menuhin,
Philharmonia Orchestra-
Léo Delibes:
Coppélia
1959年
指揮:ロバート・アーヴィング
ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
ピエール・モントゥー/ボストン交響楽団
Pierre Monteux,
Boston Symphony Orchestra-
Léo Delibes:
Coppélia
1955年
指揮:ピエール・モントゥー
演奏:ボストン交響楽団
エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団
Ernest Ansermet,
Orchestre de la Suisse Romande-
Léo Delibes:
Coppélia
1957年
指揮:エルネスト・アンセルメ
演奏:スイス・ロマンド管弦楽団
エイドリアン・ボールド/フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
Adrian Boult,
Philharmonic Promenade Orchestra-
Léo Delibes:
Coppélia
1967年
指揮:エイドリアン・ボールド
演奏:フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
音は見つからず。
ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Herbert von Karajan,
Berlin Philharmonic-
Léo Delibes:
Coppélia
1961年
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
85曲目は、
ドリーブ:舞踊組曲「コッペリア」をお届けしました。
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