村上春樹作品で流れる音楽たち

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル』イ長調 作品47

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の12曲目は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」イ長調作品47だ。ヴァイオリンはクーレンカンプ、シェリング、グリュミオー、メニューイン、ハイフェッツの5人の音が流れる。

ビートルズがかかっていない時にかかっていた音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、ストーンズ、バーズ、テンプテーションズ、ライチャス・ブラザーズ、ビーチ・ボーイズ、ダイアナ・ロスとシュプリームズといった1965年の全米ヒットチャート1位の曲たちだ。

グローフェ:組曲 グランド・キヤニオン

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』に出てくる11曲目はファーディ・グローフェの『組曲 グランド・キヤニオン』。ここでは3枚のレコード。指揮者はアルトゥーロ・トスカニーニ、アーサー・フィドラー、エイフィン・フィエルスターの3人。

ビートルズの音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは、『アイ・フィール・ファイン』、『エイト・デイズ・ア・ウィーク』、『涙の乗車券』、『ヘルプ』、『イエスタデイ』といずれも1965年の全米ヒットチャートのトップに輝いた曲。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の100曲以上500枚近いレコード、10曲目はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。ダヴィッド・オイストラフ、ルジェロ・リッチ、ナタン・ミルシテイン、ヤッシャ・ハイフェッツ、ハイマン・ブレス。

中産階級的な音楽

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのは『中産階級的な音楽』。マントヴァーニ楽団、パーシー・フェイス楽団、ロジャー・ウィリアムズ、アンディー・ウィリアムズ、ナット・キング・コールなどなど。エレベーター音楽だね。

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の8曲目はリヒャルト・シュトラウス『交響詩「ドン・キホーテ」作品35』。指揮はクレメンス・ウラウス、ジョージ・セル、ヘルベルト・フォン・カラヤン1965年・1975年、ロリン・マゼールの4人。

The Beatles – Meet The Beatles!

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのはアメリカ盤『ミート・ザ・ビートルズ』。ジャケット・デザインは同じ写真が使われているが、こちらの方は青みがかった色になっている。曲もシングル曲が入れられ12曲になっている。

モーツァルト:交響曲第41番 「ジュピター」ハ長調 k.551

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の8曲目はモーツァルトの『交響曲第41番 「ジュピター」 ハ長調 k.551』。ブルーノ・ワルター、サー・トマス・ビーチャム、ペーター・マーク、カール・ベームの4人の指揮者によるレコード紹介。

The Marvelettes – Please Mr. Postman / Chuck Berry – Roll Over Beethoven

村上春樹短編集『一人称単数』の『ウィズ・ザ・ビートルズ』に出てくるのはマーヴェレッツの『プリーズ・ミスター・ポストマン』と、チャック・ベリーの『ロール・オーヴァー・ベートーヴェン』。このカヴァーの出来は見事ということだけどオリジナルも良い。
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