29曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
29曲目はブラームス:交響曲第3番 へ長調 作品90。
ブラームスは交響曲を全部で4つの作品をつくっているけど、
これは文字通りその3番目のものとなる。
交響曲第1番ハ短調作品68(1876年)
交響曲第2番ニ長調作品73(1877年)
交響曲第3番 へ長調 作品90 (1883年)
交響曲第4番ホ短調作品98(1885年)
初演は、
1883年のこと。
指揮はハンス・リヒター、
演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
フランソワーズ・サガンが原作、
1961年の『Aimez-vous Brahms?』という映画があった。
この映画の中で、
この曲の第3楽章のメロディがいろいろとアレンジされて各場面で効果的に使われていたのは印象深い。
曲の構成
この交響曲は、
4つの楽章から成る。
第1楽章
アレグロ・コン・ブリオ
ヘ長調
4分の6拍子
ソナタ形式
第2楽章
アンダンテ
ハ長調
4分の4拍子
自由な三部形式or
自由なソナタ形式
第3楽章
ポコ・アレグレット
ハ短調
8分の3拍子
三部形式
第4楽章
アレグロ-
ウン・ポコ・ソステヌート
ヘ短調-
ヘ長調
2分の2拍子
自由なソナタ形式
セルジュ・クゼヴィツキー/ボストン交響楽団
Serge Koussevitzky,
Boston Symphony Orchestra-
Brahms:
Symphony No.3
in F major,
Op.90
1949年
指揮:セルジュ・クゼヴィツキー
演奏:ボストン交響楽団
オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団
Otto Klemperer,
Philharmonia Orchestra-
Brahms:
Symphony No.3
in F major,
Op.90
1957年
指揮:オットー・クレンペラー
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー/ヒューストン交響楽団
Leopold Stokowski,
Houston Symphony-
Brahms:
Symphony No.3
in F major,
Op.90
1960年
指揮:レオポルド・ストコフスキー
演奏:ヒューストン交響楽団
エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団
Ernest Ansermet,
Orchestre de la Suisse Romande-
Brahms:
Symphony No.3
in F major,
Op.90
1963年
指揮:ルネスト・アンセルメ
演奏:スイス・ロマンド管弦楽団
イシュトヴァン・ケルテス/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Istvan Kertesz,
Vienna Philharmonic-
Brahms:
Symphony No.3
in F major,
Op.90
1973年
指揮:イシュトバン・ケルテス
演奏・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第3楽章だけ見つかったので。
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
29曲目は、
ブラームス:交響曲第3番 へ長調 作品90をお届けしました。
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