The Beatles: Maggie Mae
Written by: Trad arr. Lennon-McCartney-Harrison-Starkey
Recorded: 24 January 1969
Producer: Glyn Johns
Released(UK): 8 May 1970 Let It Be
Released(US): 18 May 1970 Let It Be
Personnel:
John Lennon –
vocal, acoustic guitar
Paul McCartney –
vocal, acoustic guitar
George Harrison –
bass-line on electric guitar
Ringo Starr –
drums
この曲は、
リヴァプールに伝わる民謡。
トラッド・アレンジとして、
4人のメンバーの名前がクレジットされている。
航海から帰ってくる船乗りから、
強盗をした売春婦マギー・メイについて唄っている。
元々は、
実在した売春婦で泥棒のネリー・レイについて歌ったもの。
ビートルズに発展したクオリーメン時代のレパートリーの定番で、
リンゴも自身のバンドのザ・エディ・クレイトン・スキッフル・グループで演奏していたらしい。
この曲を最初に吹き込んだのは、
ジョン・W・マイヤーズ。
Track | Title | Written by |
A | Good-Bye Maggie May |
1905年のシングルで、
タイトルは『Good-Bye Maggie May』。
その後、
ヴァイパーズ・スキッフル・グループが1956年にリリースしたシングルが人気に。
Track | Title | Written by |
A | The Cumberland Gap | Traditional Arr. Whyton |
B | Maggie May | Traditional Arr. Whyton |
Recording
1969/1/24、
サヴィル・ロウのアップルスタジオ。
『Two Of Us』のセッション中に、
突発的に唄われたもの。
Operação Tequila: Maggie Mae
テキーラ・オペラ、
以前出てきた2009年コンピ・アルバム『Beatles ‘69 Vol. 01 Get Back』収録。
ブラジルのアーティストが、
ビートルズの曲をカヴァーするアルバム。
まあ『I Saw Her Standing There』&『Twist And Shout』的『Maggie Mae』なんだけど、
楽しいと言えば楽しい。
Fancy My Chances with You
この『Maggie Mae』のカヴァーは、
殆どこのカヴァーがない。
当然『Let It Be: Special Edition』に収録されている『Maggie Mae』に続く、
メドレーの『Fancy My Chances with You』なんてもっとない。
これはレノン / マッカートニー、
1958年後半の作品。
コメディ・ソングとして考案されたみたいで、
2人がその頃に考えていたミュージカル劇の一部だったっぽい。
ところが唯一(他にもあるかもだけど)この曲のカヴァーがあって、
ドイヴィディナスというブラジルのガールズ・グループが演っている。
さっき出てきた『Beatles ‘69 Vol. 01 Get Back』の続編、
2009年のアルバム『Beatles ’69 – Vol.02 – O Outro Lado Da Abbey Road』収録。
おまけ Beatles ’69 – Vol.02 – O Outro Lado Da Abbey Road
このシリーズは、
3作ある。
もう1作『Beatles’69 Vol.03 Abbey Road Revisited』もあるんだけど、
今回は『Beatles ’69 – Vol.02 – O Outro Lado Da Abbey Road』の他のカヴァーも聴いておこう。
このアルバム収録曲はマニアックなものもあるので、
それについてだけちょっと。
How D’You Do(How Do You Do It)
これは既に出てきているけど、
ビートルズのデヴュー曲になるはずだったミッチ・マレーが書いた曲。
結局は『Love Me Do』が選ばれて、
こちらは『The Beatles Anthology 1』で初めて公式にリリースされている。
Penina
この曲はビートルズでのリリースはないけど、
ポールが書いた曲。
ゲット・バック・セッションでは、
ポールが部分的には唄っている。
元々はポールが1968年にポルトガルに行った時。
ぺニナというリゾート・ホテルでヨッタ・ヘレというバンド出会ってあげた曲。
曲としては、
酷いけどそれはそれで。
ちゃんと1969年にEPでリリースされていて、
バンド名はヨッタ・ヘレ。
Track | Title | Written by |
A1 | Penina | Paul McCartney |
A2 | North | Pinto, Pereira |
B1 | To Grandma | Cunha |
B2 | The Needing Of Love | Cunha |
Every Night
ビートルズではなくて、
ポールのソロ1970年の『McCartney』に収録。
ゲット・バック・セッション中、
ジョンのスライド・ギターで唄っている。
Goodbye
以前に出てきているメアリー・ホプキンがリリースした曲で、
ポールが書いた曲。
Hot As Sun
『Every Night』同様にビートルズではなくて、
ポールのソロ1970年の『McCartney』に収録。
そういえば、
ビートルズ幻のアルバムと言われていたのがこのタイトルだった。
I Lost My Little Girl
この曲はポールが初めてギターを使って書いた曲で、
1956年もしくは1957年のもの。
もちろんビートルズとしての吹き込みはないけど、
1969年1月25日のゲット・バック・セッションで演奏されている。
そして、
1991年のポールのアルバム『UNPLUGGED (The Official Bootleg)』に収録されている。
Because I Know You Love Me So
1958年くらいに書かれた曲だけど、
これもビートルズの吹き込みはない。
ただこれも、
1969年1月3日のゲット・バック・セッションで演奏されている。
これは『Let It Be… Naked』のボーナス・ディスク、
『Fly on the Wall』に収録。
Another Day
ポール1971年のアルバム『Ram』のセッション中に吹き込まれて、
シングルでリリースされたもの。
クレジットは、
ポールと共にリンダが併記されている。
ポールが書いた『Oh Woman Oh Why』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Another Day | Mr. McCartney, Mrs. McCartney |
B | Oh Woman, Oh Why | Paul McCartney |
The Back Seat Of My Car
ポール1971年のアルバム『Ram』収録で、
シングルにもなっている。
書いたのはポール自身で、
ポールとリンダで書いた『Heart of the Country』をB面にA面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | The Back Seat Of My Car | Paul McCartney |
B | Heart of the Country | Paul McCartney, Linda McCartney |
Oh My Love
ジョン、
1971年のアルバム『Imagine』収録。
このアルバム、
唯一のヨーコとの共作。
流産してしまった子供に向けて、
ヨーコが詞を書いている。
Gimme Some Truth
これもジョン、
1971年のアルバム『Imagine』収録。
ゲット・バック・セッションでも演奏されているけど、
ビートルズとしては未完成に終わっている。
I Found Out
これもジョン、
1970年のアルバム『John Lennon/Plastic Ono Band』収録。
Isn’t It A Pity
ジョージ、
1970年のアルバム『All Things Must Pass』収録。
シングルにもなっていて、
A面『My Sweet Lord』のB面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | My Sweet Lord | Harrison |
B | Heart of the Country | Harrison |
Behind That Locked Door
これもジョージ、
1970年のアルバム『All Things Must Pass』収録。
Don’t You Cry For Me
これもジョージ、
1976年のアルバム『Thirty Three & 1/3』収録。
Beautiful Girl
これもジョージ、
1976年のアルバム『Thirty Three & 1/3』収録。
I Live For You
これもジョージ、
1970年のアルバム『All Things Must Pass』のセッション中に吹き込まれた曲。
海賊盤で出回っていたもので、
30周年記念再発盤のボーナストラックとして正式にリリースされている。
Taking A Trip To Carolina
ゲット・バック・セッションで、
ポールに促されてリンゴが披露した曲。
Maggie Mae 関連 Playlist
最後に、
Maggie Mae 関連 Playlist。
54曲、
2時間46分。
01 The Beatles: Maggie Mae(Orignal Release)
02 The Beatles: Maggie Mae(Maggie Mae / Fancy My Chances with You)
03 The Vipers Skiffle Group: Maggie Mae
04 The Vipers Skiffle Group: Cumberland Gap
05 Operação Tequila: Maggie Mae
06 The Beatles: Twist And Shout
07 The Beatles: I Saw Her Standing There
08 Doidivinas: Fancy My Chances with You
09 Front: The Ballad Of John And Yoko
10 The Beatles: The Ballad Of John And Yoko
11 Twiggy & Holic’s: Old Brown Shoe
12 The Beatles: Old Brown Shoe
13 Mallu Magalhães: How D’You Do
14 The Beatles: How D’You Do
15 Aggeu Marques: Penina
16 Jotta Herre: Penina
17 Jotta Herre: North
18 Jotta Herre: To Grandma
19 Jotta Herre: The Needing Of Love
20 Kleiton & Kledir: Every Night
21 Paul McCartney: Every Night
22 Érika Martins: Goodbye
23 Mary Hopkin: Goodbye
24 Mary Hopkin: Sparrow
25 The Beatles: Goodbye
26 Surfadelica: Hot As Sun
27 Paul McCartney: Hot As Sun
28 Lafayette E Os Tremendões: I Lost My Little Girl
29 Paul McCartney: I Lost My Little Girl
30 Canastra: Because I Know You Love Me So
31 Zé Ramalho: Another Day
32 Paul McCartney: Another Day
33 Paul McCartney: Oh Woman, Oh Why
34 Aerocirco: The Back Seat Of My Car
35 Paul And Linda McCartney: The Back Seat Of My Car
36 Paul And Linda McCartney: Heart Of The Country
37 Esmérya Bvlgari: Oh My Love
38 John Lennon: Oh My Love
39 Holic’s Com Twiggy: Gimme Some Truth
40 John Lennon: Gimme Some Truth
41 Sãomer Zwadomit: I Found Out
42 John Lennon: I Found Out
43 Hevelyn Costa: Isn’t It A Pity
44 George Harrison: Isn’t It A Pity
45 George Harrison: My Sweet Lord
46 Sérgio Reis: Behind That Locked Door
47 George Harrison: Behind That Locked Door
48 Elegia: Woman Don’t You Cry For Me
49 George Harrison: Don’t You Cry For Me
50 Emmerson Nogueira: Beautiful Girl
51 George Harrison: Beautiful Girl
52 Tantra: I Live For You
53 George Harrison: I Live For You
54 Fuzzcas: Taking A Trip To Carolina
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