Wolfgang Amadeus Mozart : Sinfonia Concertante for Violin, Viola and Orchestra in E♭ major, K.364 (320d)
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
49)はモーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調 k.364。
曲の構成
この曲は、
3つの楽章で構成されている。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ 変ホ長調 4分の4拍子 協奏風ソナタ形式
第2楽章 アンダンテ ハ短調 4分の3拍子 ソナタ形式
第3楽章 プレスト 変ホ長調 4分の2拍子 ロンド形式
モーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調 K.364 10枚のレコード
ここでは、
〈上〉・〈下〉で10枚のレコードが紹介されている。
・アルバート・スポールディング(Albert Spalding)
/ウィリアム・プリムローズ(William Primrose)
/フリッツ・スティードリー(Fritz Stiedry)
/ニュー・フレンズ管弦楽団(New Friends of Music Orchestra)不明
・ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)
/ウィリアム・プリムローズ(William Primrose)
/アイズラー・ソロモン(Izler Solomon)
/RCAビクター管弦楽団(RCA Victor Orchestra)1956年
・ヴァルター・バリリ(Walter Barylli)
/パウル・ドクトル(Paul Doktor)
/フェリックス・プロハスカ(Felix Prohaska)
/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(Vienna State Opera Orchestra)1951年
・ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow)
/ウラディミール・メンデルスゾーン(Vladimir Mendelssohn)
/レオポルド・ハ―ガ―(Leopold Hager)
/オランダ室内管弦楽団(Netherlands Chamber Orchestra)1984年
・ジェラール・ジャリ(Gérard Jarry)
/セルジュ・コロ(Serge Collot)
/ジャン=フランソワ・パイヤール(Jean-François Paillard)
/パイヤール管弦楽団(Orchestre de chambre Jean-François Paillard)1974年
・ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)
/ルドルフ・バルシャイ(Rudolf Barshai)
/モスクワ室内管弦楽団(Moscow Chamber Orchestra)1971年
・アイザック・スターン(Isaac Stern)
/ワルター・トランプラー(Walter Trampler)
/ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)1967年
・アイザック・スターン(Isaac Stern)
/ピンカス・ズーカーマン(Pinchas Zukerman)
/ズービン・メータ(Zubin Mehta)
/ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)1981年
・ネヴィル・マリナー(Neville Marriner)
/アラン・ラヴデイ(Alan Loveday)
/スティーヴン・シングルス(Stephen Shingles)
/アカデミー室内管弦楽団(The Academy Of St. Martin-in-the-Fields)1964年
・ラファエル・ドルイアン(Rafael Druian)
/エイブラハム・スカ―ニック(Abraham Skernick)
/ジョージ・セル(George Szell)
/クリーヴランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)1963年
スポールディング/プリムローズ/スティードリー/ニュー・フレンズ管弦楽団
1枚目はアルバート・スポールディングのヴァイオリン、
ウィリアム・プリムローズのヴィオラ。
リッツ・スティードリー指揮、
ニュー・フレンズ管弦楽団。
ハイフェッツ/プリムローズ/ソロモン/RCAビクター管弦楽団
2枚目はヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン、
ウィリアム・プリムローズのヴィオラ。
アイズラー・ソロモン指揮、
RCAビクター管弦楽団。
バリリ/ドクトル/プロハスカ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
3枚目はヴァルター・バリリのヴァイオリン、
パウル・ドクトルのヴィオラ。
フェリックス・プロハスカ指揮、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団。
カントロフ/メンデルスゾーン/ハ―ガ―/オランダ室内管弦楽団
4枚目はジャン=ジャック・カントロフのヴァイオリン、
ウラディミール・メンデルスゾーンのヴィオラ。
レオポルド・ハ―ガ―指揮、
オランダ室内管弦楽団。
第2楽章のみ、
発見。
ジャリ/コロ/パイヤール/パイヤール管弦楽団
5枚目はジェラール・ジャリのヴァイオリン、
セルジュ・コロのヴィオラ。
ジャン=フランソワ・バイヤール指揮、
バイヤール管弦楽団。
残念ながら、
音は見つからず。
オイストラフ/バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団
6枚目はダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン、
ルドルフ・バルシャイのヴィオラ。
指揮もルドルフ・バルシャイ、
モスクワ室内管弦楽団。
スターン/トランプラー/ロンドン交響楽団
7枚目はアイザック・スターンのヴァイオリン、
ワルター・トランプラーのヴィオラ。
指揮もアイザック・スターン、
ロンドン交響楽団。
スターン/ズーカーマン/メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック
8枚目はアイザック・スターンのヴァイオリン、
ピンカス・ズーカーマンのヴィオラ。
ズービン・メータ指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック。
マリナー/ラヴデイ/シングルス/アカデミー管弦楽団
9枚目はアラン・ラヴデイのヴァイオリン、
スティーヴン・シングルスのヴィオラ。
ネヴィル・マリナー指揮、
アカデミー管弦楽団。
ドルイアン/スカ―ニック/セル/クリーヴランド管弦楽団
10枚目はラファエル・ドルイアンのヴァイオリン、
エイブラハム・スカ―ニックのヴィオラ。
ジョージ・セル指揮、
クリーヴランド管弦楽団。
おまけ
さて、
モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364。
この曲では、
独奏ヴィオラを半音高く調律して演奏するように指定されている。
これは、
ヴィオラを華やかに聞かせるためらしい。
このモーツァルトの協奏交響曲、
他にも『フルート・オーボエ・ホルン・ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調 K.297B(Anh.9, K.Anh.C14.01)』がある。
あとは、
断片の残る『ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲 イ長調 K.Anh104(320e)』。
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